大手ベンダーや総合商社の「DXコンサルポジション」求人特集

現在のマーケットのトレンドや状況を踏まえ、最新のコンサル・IT人材を積極採用中の企業を特集いたします。

今回は、直近立ち上げられた大手企業（ベンダー～総合商社）における社外向けDXコンサルチームについて、最新の採用動向・求人情報・直近の転職実績・オファー年収とともにご紹介します。

※順不同、随時更新予定※市況変動時はピンポイントの非公開求人も多くなりますので直接お問い合わせください

【目次】

1. 大企業において「社外向けDXコンサルチーム」が立ち上げられる背景とポジションの特徴
2. 日本電気株式会社（NEC）/同社の最新テクノロジーを活かしたDXコンサルタント
3. MCデジタル株式会社/グループ内外のDX推進マネージャー
4. Ridgelinez株式会社/DataやAI等デジタル技術を活用した戦略コンサルタント

大企業において「社外向けDXコンサルチーム」が立ち上げられる背景とポジションの特徴

・高まるDXのニーズをビジネスチャンスに捉えている
・自社のテクノロジーを使ったユースケースを生み出す

等の理由により、ここ数カ月間で大手ITベンダーを中心に、クライアント向けのDXコンサルティング専任組織を立ち上げるケースが増えております。

採用ハードルについて言及すると、「社内向けDX組織」ではコンサルティング経験以上にハンズオンでの事業経験を求められるケースも往々にしてありますが、
「社外向けDX組織」では、コンサルティングのリソースを取り入れることが最優先であるため、DX領域におけるコンサルティング経験をより求める傾向にあります。

また、立ち上げ期の場合は

・社内におけるテクノロジーやDXのナレッジ供給も期待される
・Tech系新規事業の潤滑油としての役割も求められる
・立ち上げ期のためリードを確保することが求められる

といった背景もあり、経営者から現場社員まで幅広いステークホルダーの中でビジネスを推進できるリレーションスキル、CxOに刺さり売上をつくれるセリングスキルの高い方を求める傾向があります。

キャリアパスとしては、社外だけでなく社内のDXプロジェクトにも関わるケースもあり、企業によっては事業サイドに異動する、社内や社外と取り組んだ新規事業の経営を任されるといったチャンスもあるようです。

日本電気株式会社（NEC）/同社の最新テクノロジーを活かしたDXコンサルタント

＜会社特徴＞

2019年10月、同社が持つ生体認証や映像解析、データ分析等のAI技術、さらに情報通信技術のパイオニアとしてのアセットをベースに、戦略策定フェーズから保守運用まで一貫したサービス提供を目的とした「デジタルビジネスオフィス」が設立されました。

執行役員に元IBMのWatson事業部長である吉崎敏文様を迎えるなど、AIや認証系といった「最先端のデジタル」を用いたコンサルティング関われる点が特徴でしょうか。

またアビームコンサルティングを買収した同社ですが、アビームがERPなどIT導入をメインに進めるのに対し、同チームではAIや認証系など同社の先端技術を用いたDX領域特化型のコンサル組織として運営していくようです。

＜ポジション・採用ニーズ＞

採用担当にお聞きしたところ、立ち上げ段階のため新規クライアントに対し、同社の技術を組み合わせたオファリングが重要であり、
過去にコンサルティングファームで先端技術を用いたユースケースを組み立て、CxOに提案し、実際にPMとしてハンズオンで導入フェーズまで関わったことのある方を積極的に採用しているようです。

立ち上げフェーズではCxOへの提案活動がメインになるため、

・大規模導入プロジェクト等に入ってしまい歯車感が強い
・若手のうちから案件を作る動きがとれず、今後のキャリアが不安

という方には最適でしょうか。

＜転職事例＞

ITベンダー→メーカー/コンサル組織立ち上げ）→大手日系ファームなど/IT導入コンサル（年収1,000万円）⇒同社（年収1,200万円）
など

※年収に関して、詳しくは非公開のため、弊社までお問い合わせください。

MCデジタル株式会社/グループ内外のDX推進マネージャー

＜会社特徴＞

2019年9月に三菱商事株式会社の100％出資により設立されたテクノロジーカンパニー MCデジタル。
グループ内においてAI等のデジタルを用いたユースケースを作り、ゆくゆくは社内だけでなく社外のDXも目論んだ組織として期待されております

＜ポジション・採用ニーズ＞

三菱商事側の人間と、MCデジタルのエンジニア/データサイエンティスト双方をまとめながら、グループ内でのDX・AI活用を促進していくPM的なポジションを募集しております。

開発力やデリバリースキル以上に、「テクノロジー領域の非知見者に対し、先端技術の必要性や実現可能性/不可能性を語り、説得することができるなど」リレーション力がある方の採用ニーズが高いようです。

また、グループ内活用によってユースケースが集まれば、その後PaaS化し外販事業に繋げていくことも検討されており、当該事業のリードも任せられたり、三菱商事側への転籍の可能性もあるなど、成果次第では社内において様々なキャリアパスが築けるようです。

＜転職事例＞

IT系ファーム→大手ベンチャー/テクノロジーチーム（年収1,200万円）→同社（年収1,400万円）

※年収に関して、詳しくは非公開のため、弊社までお問い合わせください。

Ridgelinez株式会社/DataやAI等デジタル技術を活用した戦略コンサルタント

＜会社特徴＞

2020年1月に富士通が立ち上げたDX専門のコンサルファームRidgelinez。CEOにはPwCコンサルティングで副代表執行役シニアパートナーを務めた今井俊哉氏が就任。

初期メンバーには外部から積極的にCxOクラスを登用しているため、富士通のリソースを活かしマネタイズするよりも、純粋にクライアントのDXに貢献する「富士通とは異なるDX企業」としての側面が強いでしょうか。

2020年4月事業開始の新組織ですが、富士通社長の「富士通とは異なる新たなカルチャーのもと、独自の仕組みや社内制度を整備して、柔軟性、機動性に長けた活動を行う会社になる」という発言通り、C～SMまで幅広く、そして毎年100人規模の採用を行っていくようです。

＜ポジション・採用ニーズ＞

富士通の技術を活かしてマネタイズするよりも、純粋にクライアントのDX化における課題を解決することがミッションであるため、セキュリティからデジタルマーケティング、まで幅広いソリューション提供に関われる点も特徴でしょうか。

また、担当者曰く「DXそのものが目的になってしまい、DXによって何をやりたいかという戦略が希薄なこと」という点に大きな課題感を抱いているため、採用においては、当然ながらAIやData領域のナレッジは必要なものの、「CxOに対してITベースではなく戦略立案から話ができる」などピュア戦略系ファームの方も積極的に採用していくようです。

＜転職事例＞

直近採用活動が始まったため、転職事例はないものの、大手IT系ファームのマネージャーで、AIやデータを用いた新規事業立ち上げコンサルに関わっていた方などが面接まで進んでおります。年収はBig4コンサルティングファームのマネージャークラスと同程度のようです。

※年収に関して、詳しくは非公開のため、弊社までお問い合わせください。

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今回の記事では、大手ベンダーや総合商社の「DXコンサルポジション」求人についてご紹介しました。

大手企業におけるDX推進ポジションの求人やキャリアパスについてさらに詳細を知りたい方は、ぜひアクシスコンサルティングにご相談ください。