現在のマーケットのトレンドや状況を踏まえ、最新のコンサル・IT人材を積極採用中の企業を特集いたします。
今回は、現在の環境下でも採用が活発な「DX求人<ヘルスケア業界>」について、最新の採用動向・求人情報・直近の転職実績とともにご紹介します。
※順不同、随時更新予定
※市況変動時はピンポイントの非公開求人も多くなりますので直接お問い合わせください
【目次】
- DX求人<ヘルスケア業界>の最新の採用動向とトレンドの変化(2020年4月現在)
- エムスリー株式会社 AIラボ(新規事業開発担当)
- 株式会社メドレー インキュベーション本部(PMI)
- PHC株式会社 メディコム事業部(事業企画担当)
- メドピア株式会社 ビッグデータを用いた新規事業企画
DX求人<ヘルスケア業界>の最新の採用動向とトレンドの変化(2020年4月現在)
医療機器メーカーやプラットフォーム事業として実績を残してきたヘルスケア企業の多くが、オンライン診断の解禁など医療業界の変化に合わせ、医療のデジタルトランスフォーメーションに新たなビジネスチャンスを見出しています。
しかし現状では、他領域と比べると医療のIT化はまだ目に見えて進んでいるとは言い難い状況で、そのため、先行した他業界においてDX経験・実績を持つコンサル・IT人材の採用ニーズが高まっています。
また、同業界は景気変動に影響を受けにくく、中には景気変動による影響をものともせず、上場来最高値の株価を記録する企業もあり、比較的資金リソースが潤沢な点も共通点として挙げられます。
そのため、積極的にテック系ベンチャーを買収しインキュベーションで新規事業を生み出す等の活動も盛んで、不況下でもチャレンジングな案件に関わりやすい点も特徴でしょうか。
また、GAFAから日本のTech系ベンチャーに至るまで、次々とヘルスケア業界に参入している一方で、各社の課題として「ヘルスケア業界との関係性の弱さ・知識不足」などが指摘されています。そのため、ヘルスケア×DXの専門性は今後もニーズが高まると予想されます。
エムスリー株式会社 AIラボ(新規事業開発担当)
<会社特徴>
時価総額が2.5兆円を越え、「日本の医師の8割以上が医療情報専門サイト”m3.com”」という圧倒的顧客基盤を持つエムスリー株式会社。
「現在は、国内外のデジタル系ベンチャーの買収・アライアンスが着実に進み、医療業界向けのデジタルソリューション開発・導入など新規事業を立ち上げ、同業界のDXに本腰を入れていくフェーズ」とのことです。
<ポジション・採用ニーズ>
同社において、
・医療系AIベンチャーの買収~アライアンス
・AIソリューションを用いた新規事業
などを手掛けるのが「AIラボ」チーム。今後は収益化を目指すフェーズに入ろうとしているため、
・AIなど最新のテクノロジーを用いた新規事業の立ち上げに関わってきたコンサル出身者
・顧客開拓やリレーションスキルの高いマネージャークラス
を積極採用していくようです。
<転職事例>
メガベンチャー(事業企画)⇒IT系ベンチャーファーム(コンサル)⇒同社
<年収>
~約1,200万円
株式会社メドレー インキュベーション本部(PMI)
<会社特徴>
2019年マザーズに上場した株式会社メドレー。ジョブメドレーといったWebプラットフォーム事業から、オンライン診療システムCLINICSまで、ヘルスケア業界における幅広いサービスラインナップを備えています。
またオンラインでの初診解禁により同社診断システムが注目され、2020年4月には上場来高値を更新しました。
現在は医療系の新規事業を立ち上げるべくテック系ベンチャー企業を次々と買収しており、インキュベーションに力を入れるための部署も昨年立ち上げられました。
<ポジション・採用ニーズ>
同社のインキュベーション本部はITコンサルファーム出身者中心に構成されており、採用担当「これからも積極的にITコンサルを採用していく」とのことです。
特に、今後は買収したプロダクト開発会社のPMIにおいて、SQL・Pythonを活用したデータ分析、基礎的なコード読解、技術課題の把握が求められるケースが増えるため、よりエンジニア寄りの知見を持つ方を積極的に採用していくようです。
また、CEO直轄のチームであり、入社後は
・医療プラットフォームを総合的に提供していくために必要な企業や事業のM&A(ソーシング~PMI)
など、より経営者目線でDXに関われるのも大きな魅力でしょうか。
<転職事例>
・SIer(エンジニア)⇒大手外資IT系ファーム⇒同社
<年収>
800万円~1,500万円
社長室では他の部門よりも年収レンジが高く、大手外資系ファームのマネージャー~シニアマネージャークラスの年収オファー事例があるようです。
PHC株式会社 メディコム事業部(事業企画担当)
<会社特徴>
グローバルで5,400名以上の社員数、日系医療機器領域で第3位の売上規模を誇るPHCホールディングスの子会社で、日本での事業展開を手掛けるPHC株式会社。
同社においても現在は「製品売り切り型からストック型へのビジネス転換を図るフェーズ」とのことであり、今後はAIなどを用いた自社コールセンターの業務改革から、ToB向けの遠隔医療やデータアナリティクスビジネスなどの新規事業に力を入れていくようです。
参考:【企業インタビュー】グローバルヘルスケア企業であるPHC株式会社がIT人材やコンサルタントに求める「役割」と得られる「活躍の機会」に迫る
https://www.axc.ne.jp/media/companyinterview/PHC
<ポジション・採用ニーズ>
事業部長にお伺いしたところ、「IT×医療のナレッジ・スキルは豊富にあるものの、現状の課題は医療業界以外のDX推進事例やケイパビリティを取り入れること」であり、現在は、医療業界の経験は問わず、様々な業界のDX案件に関わった経験があり、また事業戦略から実行までの落とし込みができるコンサル人材を積極採用しているとのことです。
<転職事例>
・大手IT系ベンダー(事業戦略)⇒大手IT系ファーム⇒同社
・事業会社(IT戦略室)⇒同社
<年収>
~約1,100万円
メドピア株式会社 ビッグデータを用いた新規事業企画
<会社特徴>
国内医師の3人に1人が参加するドクタープラットフォーム事業などのコンテンツサービスや製薬企業へのマーケティング支援サービスを主に手掛けるメドピア。
FY20からはFY19までの業務提携やJV設立などで加速した「服薬履歴のリアルデータ・医師相談履歴、食事記録」などのライフログを掛け合わせ、独自の医療ビッグデータを用いた新規事業開発に力を入れています。
<ポジション・採用ニーズ>
採用担当にお聞きしたところ、ビッグデータを用いた新規事業を立ち上げるという背景から
・0⇒1での新規事業企画の立案・実行
・既存事業の拡大に向けた戦略立案・実行
上記のケイパビリティを持つコンサル人材を積極的に採用していくとのことでした。
現在もまだ200名弱の組織で、入社3年目の方が事業部長兼グループ会社取締役に抜擢される等、「裁量がほしい」「ベンチャー気質の中でキャリアを築きたい」といった方にはマッチする環境です。
<転職事例>
・大手IT系ファーム⇒同社
・ITメガベンチャー(経営企画)⇒同社
<年収>
~約1,000万円
SCのアッパークラスと同程度のオファー実績があります。
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今回の記事では、現在の環境下でも採用が活発な「DX求人<ヘルスケア業界>」について、最新の採用動向・求人情報・直近の転職実績とともにご紹介しました。
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