「コンサルファームでは、最初にアサインされる2~3つの案件でキャリアに色が付き、それはほとんど運で決まる」という声をよく聞きます。
さらに、優秀なコンサルタントほど特定のパートナーから声をかけ続けられキャリアが固定されてしまう可能性が高まる傾向にあるようです。
そこで、今回はなぜこのような問題が起きるか?と、思い描いたキャリアを歩むためのTIPS、事前に知っておくべき情報をご紹介します。
【目次】
なぜ優秀なコンサルほど囲われるのか?
どの企業もそうですが、特にコンサルは資産が「人」に尽きる会社です。
ファームのエグゼクティブ層の価値はどれだけ売上を上がられるか?に集約されており、それは自分を起点にどれだけチームを作れるかに依ってきます。
そのため、どうしてもパートナー同士でのリソースの獲得競争が起き、一定数「派閥」が生まれる傾向にあります。
どの案件にアサインされるかはパートナーなど上司からの指名に左右されるケースが多く、当然ながら優秀なコンサルタントほどパートナーからの引き合いが強くなります。
囲われたコンサルタントは特定のインダストリーやクライアントにアサインされ続け、自然とキャリアに色が付き、それがまた特定領域のアサインを呼ぶというサイクルに突入します。
では、キャリアが固定されないために、一コンサルタントができることはあるのでしょうか。
【直属のパートナー以外】のパートナーとのつながりを常に持つ
規模の大きなコンサルファームほど、チーム各々の色が強く、まるで他チームのメンバーは他社のように、コミュニケーションや雰囲気に高い壁が生まれがちです。
こういった状況下で思い描いたキャリアを歩むためには、興味のあるインダストリー・案件を抱えるパートナーへの継続的なアピールが求められます。
それは業務内だけではなく、業務以外のところでもさりげなくパートナーと接点を持つことでで思い描いたキャリアを歩める可能性が高まるという声もあります。
べたべたですが、気になるパートナーの下で働く同期にパートナーとの飲み会やゴルフをセッティングしてもらうなど、【直属のパートナー以外】のパートナーと広く接点を持つことで、いざという時にパートナーからの指名を受けたり、チームを変えられる土壌を生み出すことが大切のようです。
飛び道具としての「辞める」
また、現職のコンサルファーム内で思い描いたキャリアを歩めないことを理由に「辞める」と切り出すことで、辞められてしまうデメリットを鑑み、志望するキャリアや案件へのアサインを認めるケースもあるようです。
ただし、この発言により現在所属するチームへの居場所も失ってしまう可能性もあるので、使い所は気をつけた方が良いでしょう。
他ファームへの転職も選択肢に
また、キャリアが固定されてしまうと感じた場合、現実的にはコンサルタントのキャリアパスとして他ファームに転職することも有力な選択肢です。
よりグローバルなファームにステップアップしたり、
※参考コラム「事業会社企画職→日系コンサル→外資コンサルとステップアップしたキャリア事例」
https://www.axc.ne.jp/column/career-change-case/consultant-next-career/05.html
まったく同じスキルでも、働くコンサルファームを変えただけで肩書、年収が大きく変わるケースや事例は弊社でも数多くあります。
例)30代半ば「シニアコンサルタント・年収900万円」から他ファームの「マネージャー・年収も1,200万円」で転職 など
※参考コラム「30代半ば・シニアコンサルタントからのキャリアパス」
https://www.axc.ne.jp/media/careertips/35SCcareerpath
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今回のコラムでは、なぜ優秀なコンサルほどキャリアが固定されやすいのか、そして優秀なコンサルタントが思い描いたキャリアを歩むためのTIPS、事前に知っておくべき情報をご紹介しました。
キャリアについてお悩みの方は、ぜひアクシスコンサルティングにご相談ください。
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平均サポート期間は3年です。
各ファームのパートナー、事業会社のCxOに定期的にご来社いただき、新組織立ち上げ等の情報交換を行なっています。中長期でのキャリアを含め、ぜひご相談ください。