ファーム在籍者が意外と知らない「フリーコンサル」のメリット

ファーム出身の方の独立を支援する際に、フリーになった際の給与や働き方の事例をお伝えすると、「そうなんですか？」と驚かれることが多くあります。

今回は、そんなファーム在籍の方が意外と知らない「フリーコンサル」のメリットをまとめました。

【目次】

1. 1. 1. 1. 1. 給与は在籍時の1.2～2倍が平均値。元SCクラスで月収500万というケースも
            2. 必ずしも「常駐」する必要はない。また子どもの送り迎えなどの要望は必ず履行される
            3. プロジェクト期間中に「中期」休暇を取ることも可能
            4. ただし当然「景気変動の影響を受けやすい」「スキルの研鑽が求められる」「デリバリーと営業の同時並行」などの面も

給与は在籍時の1.2～2倍が平均値。元SCクラスで月収500万というケースも

ファーム在籍者が独立してフリーコンサルとなった場合、求められるスキルや業務内容がそのままスライドで変わらない場合でも、年収は1.2～2倍になるケースが多いです。当たり前の話ですが、独立すると、組織に残さなければいけない利益がないため、それがそのまま自分の給与の増加分となります。

契約内容にもよりますが、残業なし(1日8時間)でこの給与にすることも可能ですし、プライムの案件を直接受注している場合や、SAPなど希少価値の高いスキルによっては月500万といった契約になるケースもあります（※2019年時点での情報です）。たとえば、午前中は稼働せず毎日午後からの稼働というケースでも、手取りで月収160万といった、ファーム時代と比較しても高収入を実現することができます。

必ずしも「常駐」する必要はない。また子どもの送り迎えなどの要望は必ず履行される

フリーランスは多くの場合、責務を果たしてさえいれば、いつ何時間働いていても問題ありません。

また、業務委託では、契約内容に指定が無い限り、アサイン先の企業は時間管理をしてはいけない(法律上指示命令はできない)こととなっています。最初の契約は必ず守られるので、例えば外資系ファームのCTO補佐案件にアサインされている方で、常駐でないメリットを活かし、子どもの保育園の送り迎えをしてからプロジェクトに参加しているケースもあります。

プロジェクト期間中に「中期」休暇を取ることも可能

フリーランスであれば、自分で契約内容を交渉できるため、1～10月はがっつり働いて、11～12月は休むという働き方もできます。あるフリーコンサルの方は、2月しかオープンしていないダイビングスポットのため、プロジェクト中でも１カ月の休みを取得していたりもします。

また、事前に契約しておけば、例えば12月～5月のプロジェクト中であっても休みを1カ月とることも可能です。「休みの間にもプロジェクトの話が来るのでは？」という懸念もあるかと思いますが、フリーコンサルの契約上強制的に働かせることはできませんので、そういう心配もしなくて良いのです。

ただし当然「景気変動の影響を受けやすい」「スキルの研鑽が求められる」「デリバリーと営業の同時並行」などの面も

当然のことながら、上記の自由には責任がつきまといます。

景気変動の影響を受けやすく、リテンションが起きた場合、最初に切られがちなのがフリーランスです。また、大企業が保有するナレッジを享受しにくく、基本的にはスキルの切り売りになるシーンが多く、常に自己研鑽が求められます。稼ぎ口を担保するために、デリバリーをしながらも常に営業しなければならないという体力的な負荷も多く、また、当然ながら営業している間はお金はもらえないので、稼ぎがないときの資金も必要となります。

このように年収やワークライフバランス面のメリットもある一方で、デメリットも抑えつつ、フリーランスになるかどうかをご検討くださいませ。

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今回の記事では、ファーム在籍者が意外と知らない「フリーコンサル」のメリットについてお伝えしました。

キャリアでお悩みの方はぜひアクシスコンサルティングにご相談ください。