事業会社にも『社内コンサル』や、もしくはそれに相当する機能を保有する企業が増えてきました。コンサルタントの方が「事業会社のビジネスサイドに行きたいのでまずは社内コンサルを挟む」というシーンがよくあります。
一口に「社内コンサル」と言っても形式は様々です。今回はタイプ別に、経験のメリット・デメリットをまとめました。
【目次】
増えつつある 『社内コンサル』ポジション
ご存知の通り、コンサル業界の歴史は古く、各事業会社の主要ポストにもコンサル出身者が目立つようになってきました。
コンサル事業がビジネス界に浸透し、事業会社もコンサルの使い方が分かってきたと言えます。
それに応じて、事業会社にも『社内コンサル』、もしくはそれに類する機能を持つ企業が増えてきました。
社内コンサルの役割は多岐にわたり、例えば「発注しているコンサルのカウンターパートとなる」(=コンサルのいいなりになっていないかを確認したい、対価が適正かどうかを確認したい)、「コンサルには依頼できないようなミッションを実行する」、「横断的な課題を解決する」など会社によって様々です。
『タスクフォース(横串の組織)型』は社内コンサルに定着しやすい
いわゆる社内コンサルと言って想像する形は『タスクフォース型』でしょうか。
横串組織を作り、特定の組織では解決できない課題に対し、部署を横断しながら解決し続ける型です。
実はこのタスクフォース型は、組織が機能していればいるほど確立していればいるほど、「社内コンサルから抜けられない」という事態が起こります。
社内コンサルにやりがいを感じキャリアとしての活路を見出している場合には非常にフィットする環境ですが、どこか特定の事業部やビジネスサイドへのシフトを希望している場合にはタスクフォース型のパフォーマンスが順調であるほど異動が難しくなる傾向にあります。
『事業部付け(部署付け)型』はビジネス側にも行きやすい
どこかの事業部(部署)に配属されて、社内コンサル的な役割をこなす形もあります。
多少社内コンサル色は薄れますが、特定の事業部に関する専門性の高い知見が溜まりやすいのが特徴です。
ひとつのタスクが完了すると、その事業部もしくは部署内の仕事を引き継ぐなど、事業部側やビジネス側に異動しやすい環境となります。
まとめ
社内コンサルと一言で言っても、形式やそこから派生するキャリアパスも様々です。
職務内容だけではなく、所属体系や管轄も含めご自身の理想のキャリアプランに繋がるかどうかを事前によくご検討ください。
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今回は社内コンサルのタイプ毎に、経験のメリット・デメリットをまとめました。
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