事業会社・コンサルともに、一口に『年収』と言っても、支払い方法は企業によって様々です。
多くの方は転職時に年収を気にされますが、実は『月収』としての見方も非常に大切です。
特にシニアマネージャーなどのご年齢層では、年収がアップしたものの月収がダウンし、生活に支障が生じ、再度の転職につながる方もいらっしゃいます。
今回は転職時によくある収入変化のリスクと対処法をまとめました。
【目次】
年収アップでも月給が下がるケースがある
転職活動では「年収アップ」を目的に企業選びをされる方も多くいらっしゃいます。
しかし、転職には「年収は増えても、月給ベースでは減るケース」もあります。
■年収はアップも、月給はダウンした事例
・前職 :年収1,000万、12分割払い、月給約83万、ボーナスなし
・転職後:年収1,200万、17分割払い、月給約70万、ボーナス350万円
こちらのケースでは年収ベースで200万円のアップですが、月給は約13万円下がることになります。
前職が年俸制で均等割支払いである場合などは特に、転職先の支払いの方式や賞与の時期などを把握し収支計画との照らし合わせが必要です。
月給ダウンでご家族に影響が及ぶリスクも
シニアマネージャーなど30代を迎えた方の多くは、住宅や車の購入、お子さまの誕生などライフイベントが多く続きます。
具体的な月給ダウンによるリスクにはどんなものがあるのか、実際の事例をご覧ください。
■ローンへの影響
当初は12分割で組み立てていた月々のローン支払いに変更が生じる、もしくはローンを組み直す必要が発生する
■ご家庭への影響
子供の習い事を辞めさせる必要が出てきたなど、ご家族からから月額の収支が困難であるとして転職したことを責められる
など、上記のように「月給が下がった」ことが招いた状況の変化で、再度転職を決意する方は少なくありません。
入社後に働きかけても遅い。転職活動中に必ず月給のチェックを
もし入社後に収支のバランスが崩れてしまったとしても、企業が一人だけ特別に給与支払いの分割回数を変えるケースはご想像の通り極めて稀と言えます。
そのようなトラブルを回避するためにも、「転職活動中」に、年収とともにぜひ支払い方式を含めた『月収』をご確認ください。
まとめ
ご家庭をお持ちの方や大きなライフイベントを控える方だけでなく、ローンを組んでいる方、人生の転機を迎える可能性が少しでもある方は、年収だけでなく月給も念頭に転職活動を行うことがリスクの軽減につながります。
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今回は転職時によくある収入変化のリスクと対処法をまとめました。
キャリアでお悩みの方はぜひ、アクシスコンサルティングにご相談ください。
転職時は「年収」だけでなく「月収」にも注意【事例】
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