コンサルタントに必要な適性・素養とはなんでしょうか?
回答が非常に難しい問いですが、今回は外資系総合ファームのパートナーの方々にコンサルタントとして重要な要素や適性を伺った際の回答をご紹介します。
【目次】
一番大切なのは、クライアントから好かれるためのコミュニケーション力
コンサルタントは客商売であり、顧客に好かれる人物像かどうかが今後キャリアを積むにあたって最も重要と言えます。パートナーの方々が考えるコミュニケーション力とは、
「目を見て話せるか」
「笑顔で話せるか」
「お客さんの思っていること・期待していることに応じてしゃべり方を変えられるか」
という部分に尽きるそうです。
同様に、その観点から見ると、仕事ができるコンサルの大半は「合コンでモテるタイプ」とのこと。相手の性格にあわせて、
「この相手にはこうしゃべろう」
「今日は場のテンション高いからこういう感じでいよう」
と柔軟に対応を変化させるなど、合コンで必要なコミュニケーション力はクライアントと話すときに求められる力と全く同じだそうです。
「絶対にそう」と力強く断言されるパートナーの方も。他ファームのシニアマネージャーからも「コミュニケーション力を磨くのには合コンが最適」という声が挙がっていました。
言葉に重みを出すためには、実地経験が効く
コンサルタントとしてプロモーションするに従って、CxOクラスへのセリング・リレーションの要素が必須となり、いかにCxOクラスとの【信頼関係】を築ける素養があるか重要となります。
そこで何かしら「実地で経験した経歴」があると、その案件で技術やスキルを使うかどうかはさておき、CxOと話すときに言葉に重みが出て信頼関係に繋がるということでした。
例えば、昨今のテクノロジーが必須とされる流れにおいて、何かしらのテクノロジー分野の実地経験があると、CxO相手にオーナーシップが獲れるシーンが増えるようです。
「何かしらでその領域を知っている」ということが、強力なアドバンテージや信頼につながると言えるでしょう。
市場やソリューションの変化に対応する能力も必要
過去にどんなことを経験していても、ファームも業界も変化する中で、今までの技量や知識が「そのまま使える」ということは微塵も思っていないとのことです。
採用面接時では過去の仕事についてを聞くのが一般的ですが、それはいわゆる「使える」人材であるかどうかを判断しているのではないといいます。
何故過去について聞くのかと言えば、未来を予測する材料として聞いている、という答えでした。
「こういうところでこういう経験を積んでいるのであれば、世界がこう変わっていっても、この人は対応能力がありそうだ」という適応力やポテンシャルを測る要素として、過去の経験について質問を投げかけているそうです。
- 変わり続けようとしているか
- 自分のことを厳しく見る目を持っているか
- 人のせいにしないか
- 絶えず勉強し続けたいと思っているか
といったあたりを判断ポイントにしているとのことでした。
まとめ
上記の要素は一例ですが、よく想起される「地頭のよさ」以外にも、いかにクライアントと話をして【信頼関係】を築けるか?が素質として非常に重要ということでしょうか。
それが如実に現れたり、鍛えたりする場としては「合コン」というのが、複数の方の共通認識のようです。
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今回は外資系総合ファームのパートナーの方々にコンサルタントとして重要な要素や適性を伺った際の回答をご紹介しました。
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