現場でPMOを行うコンサルタントの方から「PMOはやりたくない」「専門性がつかない」「キャリアにならない」という声をいただくことがあります。
一方、取り組み方を工夫することでPMOの経験をキャリアアップへと繋げている方もいます。
そこで、今回の記事ではコンサルタントがPMO案件をキャリアアップに繋げるために必要なマインド、取り組み方についてご紹介します。
【目次】
「受け身な」事務局PMOはキャリアにならない典型
弊社にご相談されるコンサルタントから、
「PMOはやりたくない」
「専門性がつかない」
「キャリアにならない」
といった声を時々聞くことがあります。
PMOのシニアコンサルタント・マネージャークラスの多くが転職に苦労するのはデリバリースキル中心でセリングスキルが少ない事に起因していますが、「キャリアにならない」「専門性がつかない」PMOのキャリアとして、他にも「受け身的に」事務局的な役割に終始してきたケースが挙げられます。
具体的には、会議設定・議事録・進捗管理といった与えられた業務だけに終始し、全体感は把握するものの、個別のPJには関与しようとぜず、クライアントの業務にもタッチしない場合、結果的に専門性が身につかずにキャリアにならないケースが多いようです。
得てして「キャリアにならないPMO」といった時に思い浮かべるのがこのパターンでしょうか。
しかし、キャリアになる・ならないは、あくまでもコンサルタントの案件への関わり方に左右されます。
「自発的に」提案するかどうかが肝
たとえプロジェクトの事務局的なニーズだとしても、「自発的に取り組むかどうか」でそのPMOがキャリアになるかどうかが左右されます。
例えば、
「KPIは合っているのか?」
「課題は合っているのか?」
「戦略は合っているのか?」
と自発的に課題提案し、PMやクライアントの意思決定に貢献できるコンサルタントは、同じPMO案件だとしてもキャリアアップへと繋げています。
実際に、事務的なPMOからスタートしたものの、最終的にはCIOに刺さって、自発的に提案し、課題解決してキャリアにつなげている方は多くいらっしゃいます。
これはPMOに限らないかと思いますが、「自発的かどうか」が大きな分かれ道となるようです。
(おまけ)PMOのPJを職務経歴書にどう書くか
上でも述べたように、一口に「PMO」と言っても、受け取り手によって様々なイメージが想起されます。
中には、「受け身・専門性が付かない」といったマイナスなイメージを抱く方もいるのが実情です。
そこで、弊社で転職のアドバイスをする際には、自発的な提案など、積極的な姿勢でPMO案件に関わっていても、職務経歴書には「PMO」という表現を使わず、PJの内容や関わり方ややったことををそのまま書くことを勧める場合もあります。
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今回のコラムでは、コンサルタントがPMO案件をキャリアアップに繋げるために必要なマインド、取り組み方についてご紹介しました。
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