エンジニアの売り手市場に伴い、ITエンジニアの採用に悩まれる人事・採用担当者の方が多い印象です。実際に、弊社に相談いただく機会も増えてきました。
そこで、今回はそもそもエンジニア採用がなぜ難しいのか、難しいと言われる理由は企業によっても異なりますが、4つの理由にまとめてみました。ぜひご参考になさってください。
【目次】
そもそもエンジニアの絶対数が少ない
ITエンジニアの人口は、2008年の79万人から2018年には109万人にまで増加しました。しかし、この人口増加数以上にエンジニア採用ニーズが高まりを見せていることが、採用難易度を押し上げています。実際に有効求人倍率は2018年には2.61倍にもなっており、2020年には約37万人のエンジニアが不足していると言われています。
また、テクノロジーがどんどん進歩していることから、DXやSaaSなどに対応できるエンジニアはさらに少なくなります。加えてエンジニアは大都市に集中する傾向があり、地方都市での絶対数はさらに少なくなっていることも要因として挙げられます。
スキルレベルを定量的に表せるものが他職種と比較して少ない
営業職であれば売上実績や達成率、マーケターであれば広告のCPA・LOAS・PV数などが、その方のスキルレベルを定量的に表す指標となります。
しかし、エンジニアの実績を定量的に表すことのできる指標は多くありません。使用言語や開発領域などの経験は職務経歴書から知ることができますが、それだけではレベル感を計ることができません。
各社で求められるエンジニア像が大きく違う
IT業界を大きくセグメントすると、以下3つのカテゴリに分かれます。
・SIer/SES
・受託開発
・自社プロダクト/サービス
同じカテゴリの中で転職するケースであれば、そこまで求められる人材が大きく変わることはありません。
しかし、違うカテゴリへ転職する場合は、異なるスキルや経験が求められることも多く、採用企業側もどうマッチングの判断をすれば良いか迷うことも少なくないです。
正社員以外の選択肢が多い(フリーランスや起業等)
一定スキルや経験のあるエンジニアであれば、フリーランスとして活動したり、起業・独立したりすることも比較的選択しやすい領域です。最近ではエンジニア自身で案件を獲得するためのプラットフォームやwebサービスも増えており、一般雇用ではない働き方も増えていることが採用難易度を高めている要因でもあります。
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CTO採用の「方法・ステップ」と「入社前後の注意点」【現役CTOからの生の声】
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エンジニアの採用が難しい理由は上述のとおりですが、CTOやVPoEのような特に「リーダー」や「マネージャー」といった管理業務も担うポジション、もしくは「技術力が高い」「経験が豊富」といった業務のレベルが高い方を採用しようとする際にはさらに採用が難航します。
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