2005年と近年の創業ながら、ロッテリアの事業再生やクリスピー・クリーム・ドーナツへの出資など、多くの業績を残している株式会社リヴァンプ。増収増益をはたして従業員数も順調に増えており、今後も新卒や中途採用にて規模の拡大を目指しております。
しかし、短い期間に成長しているので業績や評判などが入り組み、全体像を知るのに時間がかかります。
そこで今回、リヴァンプの概要やプロジェクト例、年収などをまとめて解説していきます。ぜひ転職の際などにご参考ください。
【目次】
- リヴァンプの「会社概要~社員数~ビジネスの特徴」
- リヴァンプの「沿革」
- リヴァンプを立ち上げた「澤田氏、玉塚氏、湯浅氏の経歴」
- リヴァンプの「サービス事例」
- リヴァンプの「年収」
- リヴァンプの「転職事例」
リヴァンプの「会社概要~社員数~ビジネスの特徴」
はじめに、リヴァンプの会社・事業概要を紹介します。
リヴァンプは、「企業を芯から元気にする=Revampする」をテーマに、顧客価値の再想像や仕組みの刷新などをしている企業です。本社は東京にあり、2019年度の時点で従業員数は193名となっています。
なお、従業員は新卒社員がおよそ1割で、コンサルティングや商社、広告代理店などの出身者が7割。事業会社出身がおよそ2割という比率になっています。
ちなみに、経営やマーケティングに領域のコンサルタントが20名、デジタルやIT関連のコンサルタントが136名。残りが役員と投資事業に関わっています。2020年3月の時点で、平均年齢は33.4才、平均勤続年数は3年です。
先のテーマに基づいて、できることを多岐にわたってしているので、明確な業態はリヴァンプ内でも定義が難しいとのことです。一般的には、コンサルティング企業や事業再生ファンドなどとみなされているケースが多いでしょうか。具体的な業務内容としては、以下があげられます。
・経営の受託や支援
・経営/戦略/業務コンサルティング
・デジタル/ITコンサルティング
・事業会社の運営
・事業投資
総合的なコンサルティングと経営参画による事業運営や事業投資を行っており、「企業を芯から元気にする」という理念のもと、経営に関するノウハウを活かして、改善案の提供と自身での事業展開をしているコンサルティングファームです。
リヴァンプの「沿革」
リヴァンプの沿革について詳しくご紹介します。
まず、リヴァンプは澤田貴司氏と玉塚元氏を中心に、2005年9月に設立されました。創業後は順調に成長し、多数の連結子会社を設立しています。具体的には以下のとおりです。
2007年:リヴァンプ・ビジネスソリューションズ
2010年:アクトタンク
2012年:リヴァンプ・アウトソーシング
2013年:エッグセレント
2013年:ナインアワーズ
2014年:ジェイ・プレップ・キッズ
2014年:リヴァンプベンチャーズ
上記から、速いペースで次々と企業を設立し、運営してきたのがわかります。一方で、近年は資本参加やM&Aの動きも目立ちます。具体的には、以下のとおりです。
2013年:J Institute(現 持分法適用関連会社)に資本参加
2014年:アクトタンクがcatchに資本参加
2015年:アクトタンクがシー・アイ・エーに資本参加
2016年:アクトタンクがTOKIに資本参加
2017年:リヴァンプに、リヴァンプ・ビジネスソリューションズ、アクトタンク、リヴァンプベンチャーズを吸収合併
2018年:㈱catchの株式を追加取得し、連結子会社
2018年:ジェイ・プレップ・キッズの全株式をJ Instituteに売却して子会社日
2019年:HASHI、ISHI、ノエル・コミュニケーションに資本参加
本社(東京都港区)の他には、池袋にオフィスがあります。今のところ日本全国に拠点をおいて各地の顧客を開拓するというよりも、東京を拠点にしてコンサルティングと事業投資をしています。
リヴァンプを立ち上げた「澤田氏、玉塚氏、湯浅氏の経歴」
リヴァンプを知っていく上で外せない著名な人物を3人紹介していきます。具体的には、以下3名です。
・澤田貴司氏
・玉塚元氏
・湯浅智之氏
それぞれの人物のプロフィールを解説していきましょう。
澤田貴司 氏
リヴァンプの立ち上げの中心となった人物です。新卒で伊藤忠商事に入社した後、ファーストリテイリングを経て、2005年にリヴァンプを立ち上げました。
現在は、ファミリーマートの代表取締役社長を務めており、「地域に異常密着する」戦略などをとっています。
玉塚元 氏
澤田貴司氏と同様にリヴァンプ立ち上げの中心人物です。新卒で旭硝子に入社し、日本IBMやファーストリテイリングを経て、リヴァンプを立ち上げました。
2010年にローソンの取締役代表執行役員に就いたのを機にリヴァンプから離れ、その後ローソンの代表取締役会長やトランスコスモの社外取締役などを務めています。
湯浅智之 氏
2000年にアクセンチュアに入社した後、2005年にリヴァンプの立ち上げに参画。現在リヴァンプの代表取締役社長を務めている人物です。
また、ジェイ・プレップ・キッズやシー・アイ・エーといった関連企業の代表取締役なども務めており、現在のリヴァンプの中心人物となっています。
リヴァンプの「サービス事例」
リヴァンプは、幅広い業務をしているので、業務のイメージがわきにくい部分もあるでしょう。そこで、リヴァンプの代表的なプロジェクトを2つ紹介します。
ロッテリアの経営再建
2005年に資本経営をし、経営再建に着手したプロジェクトです。
新商品の開発やロゴのリニューアル、従業員のモチベーションアップなどに取り組みました。結果として、2010年には13億円の黒字への転換に成功しています。
ポイントとしては、顧客中心の商品開発や宣伝活動、スタンダード50という従業員教育の冊子の作成と徹底などがあげられます。
クリスピー・クリーム・ドーナツの日本出店
2006年に出店して話題となり、連日行列をつくったクリスピー・クリーム・ドーナツ。実はリヴァンプが出資して、日本への出店が実現しています。
1号店の成功を機に、数年間で関東から全国へと店舗を拡大し、大きなビジネスへと成長しました。
リヴァンプの「年収」
最後にあくまでも目安ですが、リヴァンプの年収を紹介していきます。
まず、リヴァンプの平均年収は700万円程度です。ここ数年は売上が億単位で増えているため、今後の年収の伸び幅にも期待ができそうです。
また、あくまでも目安ではありますが、キャリアと役職別の年収例を以下に記載します。
・アソシエイト:約440万円(勤続2年、25才)
・シニアアソシエイト:約640万円(勤続5年、29才)
・マネージャー:約800万円(勤続6年、33才)
・ディレクター:約1,200万円(勤続9年、36才)
ちなみに、リヴァンプが新卒採用をはじめたのは3年前です。創業15年のベンチャー企業のため、実力次第で上記給与以上も目指せる環境です。
リヴァンプの「転職事例」
(例1)30代中盤 IT系コンサルティングファーム/シニアコンサルタント(年収650万円):業務システム要件整理~定義 ・業務プロセスコンサル・PMO
⇒年収700万円にて転職
(例2)30代前半 SIer(年収500万円):JAVAアプリケーションエンジニアとして要件定義から導入支援まで一連の流れを経験
⇒年収620万にて転職
(例3)20代後半 IT系コンサルティングファーム/コンサルタント(年収450万円):タレントマネジメントシステムの導入支援
⇒年収530万円にて転職
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今回の記事では、リヴァンプの会社特徴・年収・転職事例についてご紹介しました。
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