こんにちは。アクシスコンサルティングの福原です。 今回は「18時以降の勤務は難しい」というご状況でも、選考を通過し、コンサルファームへと転職。入社後の現在も活躍されている方のキャリア事例をご紹介します。
【目次】
- <転職活動の経緯>コンサルファームに関心はあるが、子育てとの両立に不安を抱える
- <転職活動>状況について選考時に事前に伝え、限られた時間内でもパフォーマンスを出せることを伝える
- <入社後の働き方>社内カウンセラーと連携し、忙しいながらもストレスフリーな環境でご活躍中
<転職活動の経緯>コンサルファームに関心はあるが、子育てとの両立に不安を抱える
前職は事業会社にて現場営業を経験。その実績が評価され、経営企画室に異動となり社内で複数の業務改善プロジェクトに従事されていました。 日ごろから経営層と相対する立場で刺激を感じつつも、自社に留まらない幅広い業務に関心が湧くようになったそうです。 一方で小さなお子さまをお持ちであり、前職では勤務時間の短縮や業務の持ち帰りなど、会社からの理解・協力があってこそ仕事ができている状況であったため、「転職後に子育ての両立が可能かどうか」という不安を抱えていました。
中長期的なキャリアの視点では、子供の手が離れた際には改めて自身のキャリア形成に向き合いたいと考えており、その時までしっかりと地力を高められる環境としてコンサルティングファームが最も希望に沿っていると考えられたとのことでした。
ただし、関心のあるコンサルティング業界はワークハードで有名という印象があり、子供が小さい今のタイミングでの転職は難しいのではないかとも感じていたそうです。
<転職活動>状況について選考時に事前に伝え、限られた時間内でもパフォーマンスを出せることを伝える
お子さまの保育園のお迎えがあることから「18時以降の勤務は難しい状況である」中、ご本人はこの状況について“内定獲得後”に伝える考えをお持ちでした。 しかし、企業は面接を通してアサインプロジェクトなど“入社後の活躍イメージ”を想定しながら選考を進めていきます。そのため内定後に働き方の条件を伝えると再度擦り合わせの機会が必要となり、最悪お見送りとなってしまうリスクも発生してしまいます。
検討の末に「応募の段階から18時以降の勤務が不可であることを開示」することにし、代わりに応募書類の自己PR欄をブラッシュアップして選考企業に「入社後に限られた時間内でもパフォーマンスを出せる」ことを伝えられるよう工夫されました。
結果として、応募企業すべてで書類選考が通過するという予想以上のスタートを切ります。面接でも入社後にパフォーマンスを出す気概があることをしっかりアピールし、見事第一志望企業からの内定を獲得されました。意思決定に当たっては同じくお子さまをお持ちのコンサルタントとカジュアルな面談の機会を設けてもらい、実際の働き方や懸念などを払拭し、業務スタイルにも納得した上で転職を決断されました。
<入社後の働き方>社内カウンセラーと連携し、忙しいながらもストレスフリーな環境でご活躍中
入社された企業には社員一人ひとりのキャリア経営をサポートする社内カウンセラー制度があり、本人の状況を周囲が理解できるよう、同じく小さなお子さまを持つ先輩コンサルタントをカウンセラーとして選任してもらえたそうです。 「子どもを持つ母親ならではの悩みに寄り添ったサポートをしてもらえることに加えて、ワークライフバランスが崩れない様、適宜ケアをしてもらえている」とのことでした。
具体的には、数か月単位でプロジェクトを変わる際、カウンセラーからプロジェクトのトップに「●●さんはお子さんの送り迎えがあるので●時までしか働けません」と先回りして伝えてもらえるため自身が働きかける前でも業務のコントロールをしやすいようです。 忙しいながらもストレスフリーな環境で仕事ができており、労働時間ではなく「アウトプットの質」で評価をしてもらえる環境ということも相まって次の役職へのプロモーションの話も挙がっているのだそうです。
また、周りの同僚にも男女問わず保育園のお迎えで18時帰宅していたり、半年間育休を取得したマネージャークラスの方もいるとのことで、働く時間数によらずキャリアを実現させる方が増えてきているようです。
関連記事:コンサル業界における女性のキャリアのつくりかた
https://www.axc.ne.jp/column/axis-column/2015/1005/2697.html
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今回の記事では、「18時退社」でコンサルファームへ転職。限られた時間内でもパフォーマンスする女性のキャリア事例についてお伝えしました。
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