今回の記事では、事業会社へ一度転職したコンサルタントが再びコンサルファームへと戻られる方に多い転職理由や、コンサルファームに戻るために事業会社で身につけておきたいスキル・経験、また採用における対策について解説します。
【目次】
事業会社からコンサルファームへ戻る理由
コンサルファームから事業会社へ転職したコンサルタントが、その後再びコンサルファームに戻るケースがあります。
例:
・経営コンサルティングファーム(コンサルタント)⇒事業会社(マネージャー)⇒外資系総合コンサルファーム(マネージャー)
また、事業会社からコンサルファームへ戻られる方の転職理由としては、
・仕事のスピード感や意思決定が遅い
・年収の伸び幅、年収アップのスピードに物足りなさを感じている
・新規サービスを立ち上げるものの、周りに優秀な人材が枯渇している
・コンサルファームでは刺激のシャワーを浴びていた一方で、事業会社では定常的なタスクが多く物足りない
などの理由があるようです。
周知の事実ではありますが、現状事業会社に在籍しているものの、数年後に事業会社の経営企画になるために、あえて成長スピードを求めてコンサルファームに転職する方もいます。
コンサルファームへ戻る際の面接で必ず聞かれること
事業会社からコンサルファームへ戻られる方は、面接において
・「現職(事業会社)での成功事例と失敗事例を教えてください」
・「現職のビジネスモデルの説明と課題を教えてください。」
など事業会社で何を学び、その経験をコンサルファームでどう生かせるのか。
また、現職での課題について、どのように取り組み解決したかといった質問が多いです。
コンサル出身者が事業会社で身につけるべきスキル
では、コンサル出身者が、事業会社で身につけるべきスキルとはどのようなものでしょうか。
【戦略ファーム→事業会社→戦略ファーム】というキャリアを歩んだ方の例を挙げると、
・「トップダウンで推し進める案件を、経営層・現場を全部巻き込んで動かしてゆくためには、組織の力関係や、業界の特色を知らないといけない。それは事業会社に入らないと把握できなかった。」
・「戦略を立てるにしても、この業界はこういう特徴があって、かつ自分も同じような会社に入った経験があり、力関係やキーマン、阻害要因はここにあるといったことが把握できるようになった。」
など、「机上の空論で終わらない戦略が立てられるようになる」「外部の目だと分からないけど、一旦入ることで把握できることがある」といった、事業会社を経験したからこそ身につけられたスキルをアピールできると採用においてプラスに働きます。
まとめると、
・交渉力
⇒社内では特に上長、社外では提携先、ベンダーなど
・利害関係者の調整力
⇒部門間のコンフリクトの調整など
・当事者意識
⇒結果へのコミットメント
・他部門との連携力
⇒部門連係によるシナジー、ビジネススピードUP
上記のスキルが挙げられます。
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今回の記事では、事業会社へ一度転職したコンサルタントが再びコンサルファームへと戻られる方に多い転職理由や、コンサルファームに戻るために事業会社で身につけておきたいスキル・経験、また採用における対策について解説しました。
ひとえに事業会社出身者といえども、コンサルファームごとに求めるスキルや経験は異なります。一度事業会社に転職し、その後のキャリアプランについてお悩みの方はぜひアクシスコンサルティングへご相談ください。
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