今回は、PwCコンサルティング合同会社のダイバーシティ&インクルージョンに関するインタビュー。同社にてご活躍されるシニアマネージャーの福本悠様、シニアアソシエイトの篠原今日子様、篠原愛美様に、同社における働き方に関する制度とその運用の実態についてお聞きしました。
- 目次
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- PwCコンサルティング シニアマネージャー福本様、シニアアソシエイト篠原今日子様、篠原愛美様のご経歴について
- 「オフィス出勤・定時厳守」という文化がなく、リモート勤務の利用も浸透している
- 「初めて育休から復帰した時は焦っていたが、コンサルはプロジェクトごとの仕事なので、逆に復帰しやすいと実感した」
- 案件ごとに勤務時間の波はあるが、早めに帰宅し空いた時間で作業するなど個人の裁量でメリハリを付けやすい
- 組織の垣根を越えてコラボレーションする風土があるため、不足する人材の充足も会社全体で対応できる
- 時代の流れもありフラットな風土で、各チームの女性比率も高まっている
- 今後は社内の働き方も、クライアントの働き方も改革していきたい
- PwCコンサルティング合同会社 求人情報
PwCコンサルティング シニアマネージャー福本様、シニアアソシエイト篠原今日子様、篠原愛美様のご経歴について
長谷部
皆さまのご経歴からお伺いいたします。福本様からよろしいでしょうか。
福本様
2006年、PwCに統合前のべリングポイントに新卒で入社し、10年が経ちました。経歴としてはもともとファイナンスチームに所属しており、組織再編に伴う組織やガバナンス・業務プロセス・システム、財務構想を専門に経験してきました。マネージャー時代には子どもを二人出産しており、2度の育休復帰を経験しております。
また、2年前からは縁あってEUMというガスや電力、エネルギー全般を専門にしているインダストリー側のチームに移籍し、現在は会計とエネルギーを軸足にシニアマネージャーをしております。
福本悠様
篠原今日子様
私は2008年から自動車部品メーカーで設計者としてエンジニアをしておりました。夫の転勤に伴い、2019年の1月に現職のPwCコンサルティング合同会社(以下、PwCコンサルティング)に入社いたしました。
PwCコンサルティングを選んだ理由は2つあります。まず二人いる子どもの教育環境や夫の働き方など「家族の環境」を踏まえて就業拠点や在宅ワークなど場所や時間の使い方にいろいろな選択肢が持てることです。
また、製造業にいたことから机上の理屈で改善提案を書くのではなく、それがユーザーに届いたあとにきちんと回っていくか、現場でものを見て根元から問題を解決する「現地現物」というやり方を実現できることを転職の条件に挙げていました。現在私はPwCコンサルティングのIPS-IPA所属ですが、実際に自分が提案した内容がきちんと現場で施行後もどううまく適合させるかということに重きを置いて進められる理想の環境と言えます。
篠原今日子様
篠原愛美様
私はPwCコンサルティングが3社目で、もともとの出身は金融機関です。
2007年に1社目となる都市銀行に新卒で入社しました。約10年銀行にいたうち、8年半はリスク管理業務を経験しました。その後、2017年に外資系ファームに入社し、そちらでは約2年間、金融セクション向けにカード会社や信託銀行へのサービス提供を担当しました。
その後長年の経験で培った「リスク管理」という経歴の軸足を活かしたいという思いと、他の業界にもチャレンジしてみたいという思いがあり2度目の転職を決意しました。
転職活動の中で、たまたまPwCコンサルティングの中にリスクコンサルティングという立ち上げて間もない事業部があるというお話をいただきました。
守り一辺倒ではなく、会社の業績の向上や収益向上に貢献できる「攻めのリスク管理」というキーワードを打ち出しており、銀行時代に自分の抱いていた「経営管理ツールとしてリスク管理ができる」という思いとマッチしたため、2019年5月にPwCコンサルティングに入社し、現在リスクコンサルティング事業部に所属しています。
篠原愛美様
「オフィス出勤・定時厳守」という文化がなく、リモート勤務の利用も浸透している
長谷部
ありがとうございます。
篠原今日子様はPwCコンサルティングの働き方についてどんなことを感じていらっしゃいますか?
篠原今日子様
事業会社時代にはコンサルタントはハードワークだというイメージがありました。そのため家庭との両立を不安視しておりましたが、実際に入社すると確かにハードワークではあるものの、守るところは厳守されていると思いました。
例えば、私には2歳と3歳の子どもがいますが、子どものイベントに対し、「必ず休みなさい」と上司が声を掛けてくれて、その穴はチーム単位で埋めてくれます。そうすることで業務としてやらなければいけないところとそれ以外の部分の線引きを考えることができ、効率よい業務計画を立てることができると感じています。
どんなに業務が大変でも家族の時間は必ずチームで確保してもらえますし、業務の進め方でも抑えなければいけないシーン以外は、対話手段が対面型でなくてもいいなど、決めるべきポイントと柔軟性とのメリハリが非常にバランスよく取れているという印象を受けました。
長谷部
お二人から見ても、オンオフがしっかりしている、家族行事への融通が利くなど柔軟なカルチャーは感じられますか。
福本様
いわゆる「オフィス出勤、定時厳守」という文化がないので、やることをしっかりやっていればどこにいても、いつやってもいいという感覚です。
私も子どもが2人いるので9時半から17時半まで仕事をして、一度帰宅して家事を済ませ、残りの業務がある場合には21時ぐらいから対応します。実務での自由度が非常に高く、働きやすい環境です。
私は中途採用の面接をすることもあり、『ハードワークというイメージが強いのですが大丈夫でしょうか』という質問を受けることがあります。
ですが、そういった自由度や柔軟性という意味では大変働きやすいと思います。 パソコンと業務に適した環境が整っていればどこでもできますし、Web会議が浸透している点は他の会社よりむしろ働きやすいと個人的に感じています。
長谷部
日々の業務の中で、どのように働き方など管理されているのでしょうか。
篠原愛美様
会社側から働き方の是正を喚起するメールが頻繁に届きますし、会社ミーティングや実際にアサインされたジョブのマネジメント層からも「メリハリをつけて、するべきことが終われば早く帰って良い」ということを明確に伝えてもらえます。
篠原今日子様
私の現場はマネージャーとシニアマネージャーが常にオフィスにいて、20時を過ぎても帰れない雰囲気だと、「なぜ帰れないのか、何がたまっているのか」とスコープの刈り取りから仲介して業務コントロールができるようにケアしてくれます。会社全体で働き方の是正に関し前向きに取り組んでいるという感じです。
長谷部
社外勤務に関して、テレワークやリモート勤務への制度的なハードルはいかがですか。実際に利用されているのでしょうか。
篠原愛美様
制度としてというより、皆さん自然と使っているという面が強い気がします。
福本様
リモートワークという制度もあり、会社の定めたリモート環境が整っていれば自宅等での勤務も可能です。その場合、オフィスにいないことになりますので、チームできちんと業務分担をし、品質を落とすことのないクライアントサービスが継続できるようにしています。
子育てのために週2日はどうしてもリモートで、決まった曜日に残り3日出社するという形式をとっている者もあれば、行事や都合に合わせて利用する職員もいます。
プロジェクトによりクライアント先での常駐が求められる場合もありますが、可能な時には「今日は提案書を作成するから自宅で」などとフレキシブルに調整することはよくあります。
「初めて育休から復帰した時は焦っていたが、コンサルはプロジェクトごとの仕事なので、逆に復帰しやすいと実感した」
長谷部
結婚して育休を取った場合など、スムーズに会社に戻れるのかという面に不安を持たれる方も多いかと思います。御社の制度と、実際のサポートについてお話いただけますでしょうか。
福本様
制度的なサポートという意味ですと、リモートワークや時短などの制度があります。私たちはプロジェクトごとにメンバーも違いますし当然テーマも変わるので、実際に育休から復帰してみて思うことは、「ああ、新しいプロジェクトが始まったな」という感覚しかなかったということです。休んだことのギャップはあまり感じないというのが率直な印象でした。
とはいえ2人を出産して、1人目の時は少なからず焦りはありました。「1年も休むなんて感覚が鈍るのではないか」「周りから置いて行かれるのではないか」という思いで急いで復帰したのですが、復帰してみたら今お伝えしたように数年のブランクであれば大きな影響はないと感じました。そこで2人目のときは少し育児を楽しむ余裕を持とうと、思い切って2年休みました。そうしてみたものの、上司や同僚が温かくサポートしてくれたこともあり、スムーズに復帰できました。
スキル面だけであれば、自転車の運転と同じで、どれだけ期間があいていても過去に乗れたことがあれば乗れる、という感覚です。プロジェクトごとで動くので自分の席がなくなるという心配もしなくていいと思います。
篠原今日子様
同じプロジェクトに生後4カ月のお子さんがいる後輩がいまして、彼の場合はベビーシッターの補助制度を利用しています。
奥さまも働いていらっしゃるので、生後2カ月あたりからベビーシッター制度を使っています。ベビーシッターの時間も決まっているので、彼は10時に出社して19時には帰ります。病気になった時はもちろん自宅でリモート勤務という形で、基本的にチームでケアしながら仕事を頑張っています。
福本様
EUMは男性の育児休暇取得も多いですね。
私のチームは育休取得100%を目指すということで、多くの社員が取得しています。経験した方からの体験談ヒアリングでは、取って良かったというコメントが大多数です。
長谷部
こういったサポートには、コンサルタントという業種の特色もあるでしょうか。
福本様
特色と言って良いと思います。良い意味で成果主義が浸透していますので、柔軟な働き方が可能です。また、プロジェクト単位で最適なメンバーを都度集め活動しますので、休みやすく復帰しやすい環境です。集められたメンバーがその前のプロジェクトで何をしていたかはみんなそれぞれですので、単に「休みの状態」から次のプロジェクトに来たのだというだけで仕事ができます。
齊藤
よくいただく転職のお悩みとして、「女性が今後長く活躍を続けるために相談できる体制は整っているか」というものがあります。この点に関して、御社ではどのようなサポートを行っていますか。
福本様
もちろん上司との間で常に相談はできますが、もし同じ中途採用の女性同士、あるいはワーキングマザー同士の方が話やすいのであれば、中途で転職してきた女性の方に、他の部署であっても女性のメンターがついて相談できる制度もありますので、何か心配であれば強力なバックアップを受けることができます。
案件ごとに勤務時間の波はあるが、早めに帰宅し空いた時間で作業するなど個人の裁量でメリハリを付けやすい
長谷部
それぞれのプロジェクトで違いはあると思いますが、実際の働き方について教えていただけますか。
福本様
私は基本的にクライアント先に出社する常駐型なので、9時半から17時半までの間は常駐先で会議やメンバーの進捗確認などをしています。クライアントにもご理解をいただき、会議は極力日中に設定し、17時半以降は自宅にて一人で黙々とできる資料作成やレビューなどしています。
プロジェクトをいくつか掛け持ちしているので移動は多いですが、日中なので特に気になりません。
長谷部
福本様は現在シニアマネージャーとしてご活躍されています。マネジメントとしてどのような働かれ方をしていますか。
福本様
私はマネージャーの時に出産を経験しました。マネージャーからは管理職で、ジョブを管理する現場のリーダーになります。
常駐案件の場合は特に、夜遅くまでクライアントと膝をつめて議論しなければならない場面もありますし、メンバーも抱える中で、自分の担当タスクが終わってもジュニアメンバーだけ残して帰ることもできないので、当初は働き方をコントロールし切れず、時間も足りず苦しかったですね。
現在はシニアマネージャーになってプロジェクトをいくつか掛け持ちしていますが、現場付きのマネージャーがいてくれるので今の方が働きやすいです。
ただ、シニアマネージャーになると、現場で起きていることを細部まで把握しきれなくなってきます。
起きていることをつかみ切れない時に自分はどこをグリップしたらいいのか、現場のメンバーのほうが詳しい状況の中で自分はどういう立ち位置からコメントするべきなのか、動き方やそのマインドチェンジに気を付けています。
長谷部
ありがとうございます。篠原今日子様の実際の働き方はいかがでしょうか。
篠原今日子様
私の場合は100%固定のクライアントのところに常駐しております。9時に出社して、今はシステム稼働直後ということもあり平均して20時に退社、それよりも遅くなってしまうこともあります。
ただ「週に1度は定時より早く帰るように」とジョブマネージャーが直々に各メンバーに指示していますので、ピークだけ夜遅い時間までやって、それ以外は事前にチームにアナウンスをして帰ります。
長谷部
ピーク時だといかがでしょうか。
篠原今日子様
ピーク時、夜の21時にシステム大規模障害のようなトラブルが発生した場合でも23時ぐらいにはさすがに帰していただけます。
基本的に普段は20時に帰っても大丈夫です。そこは個人の裁量だと思っていて、今日中に自分がやらなければならならないと判断したものは20時以降まで残って作業しますし、これは最優先課題ではないと判断すれば、その日はきっぱりとやりませんと言って帰るといったメリハリを付けています。
長谷部
篠原愛美様はいかがでしょうか。
篠原愛美様
私の現場は非常駐型なので基本はオフィスにいて、お客さまとミーティングがあればお伺いをし、場合によっては地方出張する形で動いています。
9時半ぐらいに出社をして、日によって早く帰れる時は「今日は18時には帰ろう」と決めて帰ってくる日もありますし、繁忙期になればメリハリを付けてもう少し残るというケースもあります。
ジョブマネージャーのご方針もあり、自身でタスクコントロールして非常に柔軟な時間の使い方をさせていただいていると思います。
組織の垣根を越えてコラボレーションする風土があるため、不足する人材の充足も会社全体で対応できる
齊藤
働き方に関するサポートが手厚い印象ですが、昔からそういった風土が根付いているのでしょうか。
福本様
一概には言えませんが、現在の風潮が変化をもたらしているのではないでしょうか。
私は在籍が長いので、昔は深夜まで仕事をし、早く帰る時間があるならオフィスでアサインされたプロジェクト以外の仕事を探すようにという教えを説く人もいるなど、旧い体質を持ち合わせていた時期もありました。
しかし現在は時代の流れもあり、時間をかけることが必ずしも良いことではないという考え方、それに付随して会社の制度やトップのメッセージできちんと時間通りに帰宅する仕組みが広がり、今やカルチャーと呼べるほど、単なる長時間勤務を評価する体制・風潮はありません。
齊藤
業務内容に関して、他のファームと比較して何か違いはありますか。
福本様
コンサルティングファームとしての業務内容は、一般に想像されることと大きな乖離(かいり)はありません。
しかしファームごとに組織の風土は異なり、働く環境として、その点が重要になってきます。 特に、当法人にはコラボレーションの機会が頻繁にあると思います。コラボレーションすることでプラス評価されますし、評価の仕組みにかかわらず、PwC内のさまざまな領域のプロが寄り集まることで、単独では成し得ない価値を創造できるということを、一人一人が体験し実感しています。
実際に「クロスロス」というキーワードが頻繁に飛び交っていますが、同じコンサルティングファームの中でも違うチームの方や会社の垣根を越えて監査法人や税理法人と協働するなど、コラボレーションの風土を大切にしています。 また、コンサルティング業界は人間関係がドライであるとのイメージがあるようですが、このような風土から私たちの会社は良くも悪くも温かい人が多いです。
逆に言うと、競争心や上昇志向が強い方は、チームワークよりも個人への評価が重視されるファームが合っていると言えます。
PwCコンサルティングはチーム力を大事にする方や、長期的に成長したい、たとえ失敗しても挑戦し続けられる環境を重視される方向きのファームと言えるのではないでしょうか。
時代の流れもありフラットな風土で、各チームの女性比率も高まっている
齊藤
「女性の活躍」という視点から、課題や改善点はありますか。
福本様
先日「女性キャリア研修」というものに出てみた時のことです。
私としては、出産以外にも女性として就業経験を積み上げていく、上を目指すうえで女性ならではの課題があると思って臨んだのですが、若い方々と話をすると「なぜ今回女性として集められたのかが分かりません」ということでした。
「女性だからと言って何か違いがあるのですか」と逆に問われるぐらい、経験を積み上げていくことに関して女性としての問題はあまり感じられていないようです。
違いが一つあるとすれば出産などのライフイベントがあるので、そこはきちんと育休を取ってすぐ戻れて、戻ったあとも働き続けられるように制度のバックアップは必要だと思います。ですが、PwCの場合は先ほどのお話のようにその問題をクリアできる環境があります。
篠原愛美様
銀行からキャリアをスタートして10年以上になりますが、業界を問わず時代の変化を感じています。コンサルティング業界・PwCコンサルティングに入ってみてどうかというと、いわゆる「男性」「女性」差は感じておらず、非常にフラットであると感じます。
例えば、自部署に限らず他部署でも、男性女性関係なく、お子さんの送迎をなさるなど業務とご家庭のバランスをとりながら働いている方はたくさんいらっしゃいますし、時代の良い流れを実感しています。
福本様
若いメンバーと話をする中で少しの驚きとともに「この世代は性別の差を感じないのだ」と感じることが増えましたね。
また、私は現在プロジェクトを2つ受け持っていますが、両方ともメンバーは女性のほうが多いです。EUMというエネルギーチームの中で見ても3割から5割の間と女性比率がだいぶ高まっていますので、社内でもマイノリティという意識はなくなってきました。
齊藤
部署ごとに大きな男女比率の差はありますか。
福本様
確かに部署によって男女比率の差はありますが、全社的にも女性比率は増してきており、女性活用は進んできています。
篠原愛美様
私のプロジェクトはたまたまですが今ほとんどが女性メンバーです。
今後は社内の働き方も、クライアントの働き方も改革していきたい
長谷部
最後に、これから皆さまがPwCで成し遂げたいことについてお伺いしてもよろしいでしょうか。
篠原愛美様
経験値をレバレッジして新しいことに挑戦し続けていきたいです。
これまでのキャリアでは新しいビジネスや商品・サービスを始める時にリスクの観点からご支援する立場が多かったのですが、一段目線を引き上げ、会社として収益を上げていくためには何が必要なのか、経営課題は何か、世の中の潮流を見据えつつ全社的な目線で課題に対するソリューションをご提案できるコンサルタントになりたいと思います。
篠原今日子様
私がコンサルタントに転職した動機は、もともと製造業で技術者として働いていた時に感じた「製造現場における労働環境を変えたい」という思いでした。
例えば、製品開発におけるプロジェクトリーダーの役割は、製品設計をしながら、計測シミュレータのインフラの構想を描き、特許などの知財戦略を描き、人材の育成を考え――と常時四足わらじという環境でした。
そこでふと、現場のやり方を変えて脱することが難しいのであれば、外部から解決策を考えるような仕事がしたいと考えたのです。そうして適職であったコンサルタントに転職しました。
現在私が人生の目標として掲げているのは、製造業の働き方を根本からサポートし、効率化することです。どうしても知見に固執してしまいがちな現場のメカニズムを調査し、抜本的な改革ができるソリューションを生み出せたらと思っています。
また、今は自動車業を担当していますが、いずれは製造業全体で長時間労働を改革する仕組みを形成していきたいと考えています。
福本様
私は新卒でコンサルに入り現在まで継続してきて、やはりこの仕事がすごく好きだと思っています。何かに挑戦し続けられる環境、さまざまな企業の経営改革に携われる自分の好みにフィットしている業界なので今後もコンサルという職種は変えないだろうと思います。
最近はさらに、個々の能力を掛け合わせて、チームで新しいことを産み出すことが楽しいと感じるようになりました。今後はより一層、チーム運営や経営に携わり、チーム力を高めるために、メンバーがやりがいや居心地の良さや感じることのできる環境作りを追求したいです。具体的には、「みんながワクワクするプロジェクトを立ち上げられるか」「収益を追い続けるだけでなく、中にいる人間をじっくり見て大切に環境を整えていく」。そういう目標を大上段に持ち続けたいと思います。