あずさ監査法人はKPMGのメンバーファームとして、複雑な課題を有するクライアントや社会に対して価値ある監査・アドバイザリーサービスを提供します。今回は同法人のアカウンティング・アドバイザリー・サービス(AAS)事業部の上場のアドバイザリーを率いるパートナーの杉山勝様、ディレクターの神山清雄様に、チームの魅力と求めるご人材についてアクシスコンサルティングの坂本、高橋がお聞きしました。記事の内容は2019年3月のものです。
- 目次
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- 「『上場』という会社を成長させる大きな通過点に立ち会えるところにやりがいを感じる」
- 「元いた法人と比べてあずさは『風通しの良さ』を感じる」
- 「上場アドバイザリーは『上場準備の主治医』。専門性を組み合わせ、最適なソリューションを提供する」
- 通信企業やアプリ企業など、急速に成長する大手ベンチャーのIPOがトレンド案件
- 今後は「上場」といえば1番先に相談する窓口のような存在になることが目標
- 洞察力、専門性を組み合わせる力の二つが求められる
- 「働く時間と個人の時間はお互い確保できるようにしましょう」という方針
- 会計バックグラウンドから経営者を目指す方には最高の環境がある
- 有限責任あずさ監査法人 求人情報
「『上場』という会社を成長させる大きな通過点に立ち会えるところにやりがいを感じる」
坂本
本日はよろしくお願い致します。まずは杉山様のご経歴について伺えますでしょうか。
杉山様
私は94年に 旧朝日監査法人に入社しました。99年の「上場の市場改革」で「連結会計」が脚光を浴びてきた頃に、日本証券業協会店頭登録市場(今のJASDAQ)の審査員として出向しています。その際には、「上場審査に内側から携わる」という監査法人ではできない貴重な経験もしています。
そのあと、証券会社の上場審査部に2003年から2005年まで出向し、取引所だけでなく証券会社の上場審査を見ることもできました。ですので、会計監査のみならず「取引所の審査」「証券会社の審査」という異なる視点で、現在は上場準備のアドバイザリーをしています。
坂本
今までのキャリア上で特に転機になったポイントを教えていただけますでしょうか。
杉山様
店頭登録市場への出向です。上場するために「してもいいこと・してはいけないこと」は取引所の審査という、会計や監査とは違う尺度で上場に携わったことで初めて分かりました。監査法人では「会計処理上はこれが正しいです」「監査上はこうしないといけないです」という指導はできますが、「一般投資家保護のため、取引所はこのような指導をします」という視点でのアドバイザリーを学べたことは今でも大きかったと思います。
また、監査法人へ戻ってきた後は東証上場セミナーの講師を任され、台湾に訪問して台湾企業の日本上場に関するセミナーの講師もしています。今では年間で30日ほどセミナーの講師として活動しています。
坂本
杉山様のようにあらゆる上場の側面に関わってきた方は珍しいと思います。この領域におけるやりがいについて教えていただけますでしょうか。
杉山様
上場は会社を成長させるための一つの通過点として重要なものであり、上場した際にはクライアントの喜びもひとしおですので、その場面に立ち会える、喜んでいただける点でしょうか。
坂本
逆に上場支援の難しさはどのような時に感じられますか。
杉山様
一つ目に、売り上げを伸ばすことだけに目を向けた方たちに、「法律を守りましょう」「社会の常識を守りましょう」「利益を残しましょう」「管理体制を強化しましょう」と上場審査では求められることを理解していただくことです。
二つ目に、特にオーナー会社の社長様ですと「会社のすべてが自分のもの」と思われる方が多いのですが、そういった方に対して「将来上場した時には、色々な方が株主になり、みなさんの会社になりますよ」とアドバイスすることですね。頭では分かっていても、なかなか「自分のもの」という意識が離れないので、時間をかけたアドバイスが必要です。
有限責任あずさ監査法人 杉山勝様
「元いた法人と比べてあずさは『風通しの良さ』を感じる」
高橋
引き続いて、神山様にもお話しをお伺いしたいと思います。まずはご経歴をお伺いできますでしょうか。
神山様
私は2002年に他の大手監査法人に入社しました。アメリカでUS-SOXが導入されるのをきっかけに内部統制のアドバイザリーを行う過程で、2007年にあずさ監査法人へ移りました。
働き方に悩んだ時期もあったのですが、海外で働きたいという思いがありましたので、徐々に監査の業務に戻り、2010年には希望していたオーストラリア赴任が叶いました。現地の法人や日系企業の監査など、様々な経験を積み、翌年日本に戻ってからも引き続き監査の仕事をしていましたが、2015年に杉山のいるAAS事業部に移り、今は会計に関するアドバイザリー業務を主として勤めています。
高橋
お二人とも、長く御社で働いていらっしゃいますね。
神山様
そうですね。私は12年ほどたちます。
杉山様
私は 25、6年ぐらいです。ただ、外部の会社に出向している期間もありますが。
高橋
御社は他社と比べても勤続期間が長いという印象がありますが、何か理由はあるのでしょうか。
神山様
移ってきた印象を率直に申し上げると、元いた法人と比べて風通しの良さを感じます。特に、シニアマネジャーとパートナーの距離がとても近いです。以前は話しかける際に気を遣ったりしなくてはならなかったのですが、あずさは上下間の風通しがいいですね。
杉山様
確かにそうです。実は、パートナーとスタッフが楽しげに談笑している様子は海外ではあまりないので、撮影され、その様子を海外のKPMGのメンバーに共有されたことがあります。
また、経営陣から適切なメッセージが投げかけられるのも大きな要因だと感じています。例えば、きちんとその時々に応じて個人のスキルを変えていきなさい、つけなさいという指導があり、しっかりと誠実な仕事をするように求められる。自分でも当然、専門家ですから考えていますけれど、組織としてそのような経営目標を掲げています。
あとは、あまりガツガツしていないところですかね。予算でガチガチに固めて、それをすぐに人事評価に繋げるような経営ではありません。「人は時間をかけないと育たない」という思いが根底にあり、人事評価や研修もそういう観点で行ってくれる「懐の深さ」のようなものがあります。
高橋
今お二人はマネジメントをされるお立場だと思いますが、そういったことを意識しながら育成やマネジメントをされているということでしょうか。
杉山様
私は褒めて育てていますよ。笑わせて育てるスタイルです。
神山様
私はどちらかというと、言う時は言う、褒める時は褒めるようにしています。
高橋
それぞれのマネジメントスタイルをお持ちではありますが、根底にはそういった思いがあるのですね。
神山様
そうですね。「これができなかったから絶対お前は駄目だ」とか、そういう言い方はしないですよね。できないならできないなりに理由があるので、それを一緒に考えてあげるというのは多分共通していると思います。
「上場アドバイザリーは『上場準備の主治医』。専門性を組み合わせ、最適なソリューションを提供する」
坂本
次にチームのご紹介をお願いします。
杉山様
「上場チーム」というものがあります。やはり会社を上場させる時には、会社を成長させたり、収益性を上げたりといった部分だけではなくて、管理も重要な要素になる。当然ながら管理には、会計の数字や組織体制の中で統制など、様々な要素が入ってきます。そうなるとチーム全員が持っているものを結集させないといけない。
例えば「この会社はもう少しIT高度化をしたほうがいい」と判断すると、システムコンサルタントも上場準備チームに入ることになります。つまり、我々の部署は全てのアドバイザリーの専門家たちの得意分野を探してきて、会社のニーズに応えるのです。
坂本
様々な専門家を集めて、1つのソリューションチームを作っているということでしょうか。
杉山様
そうです。お医者さんでいうと私が主治医です。例えば「国際会計基準を採用したい」というと、私が主治医として聞いて「ではいい専門医を見つけてきますよ」と言って、神山のチームに繋げるようなイメージです。
ですから我々の上場アドバイザリーの特徴は、ジェネラルでなんでもできる一方で、そこに求められる専門性をうまく組み合わせて会社のニーズに合うようにできることであり、それが一番の強みなのです。
監査法人は監査しかできないし、会計しかできない。システムコンサルタントはシステムの領域に、戦略系コンサルタントは戦略系の領域に特化してしまいがちという欠点を、ここの部署は全部横串で、私のほうから会社に一番合ったチームを組み合わせてお出しするようなところに特徴があると考えています。
坂本
組織全体で人材を抱えていらっしゃって、会社の求める専門性に応じて自由に個別のカルテを作ることができる、ということでしょうか。
杉山様
そうです。そこをうまく組み合わせながら私がベストな人選をし、それぞれの会社に合うようにしています。だからこそ主治医なのです。一つの窓口で何かを相談すれば様々な分野の専門家による支援を大規模に受けられる。そういう部署です。
坂本
組織規模としては何名程いらっしゃるのですか。
神山様
今は270名ぐらいですね。
坂本
他法人のアドバイザリーでここまですべて備えている組織は珍しいと思います。
杉山様
他にはない組織です。上場準備をする時は申請書類というものを作るのですが、監査法人はこの分野での支援がとても得意です。多くの監査法人でやっていることですが、弊法人はあえてそちらよりも、実態のある組織を作るというところに重点を置いています。
システム、戦略、業務のデザイン、リスク管理体制の構築を行うコンサルタントがこの部署には所属しています。場合によってはM&Aもありますし。そこまで揃っているのはここしかないです。
有限責任あずさ監査法人 神山清雄様
通信企業やアプリ企業など、急速に成長する大手ベンチャーのIPOがトレンド案件
坂本
現在はどのような案件がトレンドなのでしょうか。
杉山様
今はやはり大手企業の上場や、再上場です。例えば、大手WEB企業もあります。そういった大規模企業をターゲットに我々が支援させていただくことが増えています。
坂本
大手WEB企業ですと、急速に世の中に浸透してきたような企業ですね。
杉山様
そうです。そうなると、管理体制もそれに追いつかなくてはならない。何万人も従業員がいる会社の管理はシステムで自動統制する必要がありますし、それができるシステムコンサルタントも必要です。「会社は急成長したので上場したいが、規模が大きすぎて何をしたらいいかわからない」とお困りの会社を支援する。それが今の市場の特徴でありターゲットです。
坂本
話の方向を少し変えますが、従業員の方の満足度も考えながら案件を続けるのは、なかなか難しいことではありませんか。
杉山様
そのため、定期的に従業員の意識調査をしています。もちろん匿名制ですし、従業員が上司を評価するというものもあります。これが結構緊張するのですよ。
神山様
アップワードフィードバックの制度のことですが、年1回報告書が送られてきます。
杉山様
弊社は風通しがいいと言いましたが、我々はどちらかというとエンゲージメントというジョブ単位でチームを組成するので、常にこの人の下でこの人が働くという訳ではないです。その時その時のチームなので、瞬間勝負の業種でもある。ですから、ガチガチの上司と部下という関係性でしか仕事ができない人は、弊法人では上司にはなれません。
坂本
なるほど。マネジメントする方も難しいですね。
杉山様
私はチームで仕事をするときは「笑い」を大事にするようにしています。
今後は「上場」といえば1番先に相談する窓口のような存在になることが目標
坂本
今後チームメンバーをこのようなかたちにしていきたい、というビジョンはありますか。
杉山様
上場支援の業界には証券会社や取引所が存在しています。我々は様々な分野に専門性を張らなければいけないので、できれば会社の上場準備室長のような、プロジェクトの進捗管理から課題克服まで全部の領域で活躍ができる人が希望ですね。ただ、今はそういう面は私が行っていますが、他のメンバーにもできるようになって欲しいです。
坂本
「上場といえば」と一番先に相談する窓口のようになりたいということですね。
杉山様
そうです。どうしてもまだ上場というと証券会社に相談するという文化が脈々と流れていると思います。それができれば「上場といったら我々に相談」とか、あるいは「上場準備のダブルオピニオン」のように「証券会社がこういう指導をされたが、本当にそれがいいのか?」「本当にそこまでやらなくてはいけないのか?」といった、会社の中での意見形成までお助けできたらなと。証券会社にはできないこともやっていきたいということです。実はもうしてはいるのですが、まだ、そんなにメジャーになっていない。一部の方々だけでなく、世間的に理解されたいですね。
洞察力、専門性を組み合わせる力の二つが求められる
坂本
チームマネジメント、そして採用の話に移りたいと思います。
先ほど様々な分野からチームを組成するとお話されていましたが、その時々で全く違うチームをどのように指導していらっしゃるのですか。
杉山様
使用するアドバイザリーのツールは上場用のものを使いこなすことを求めたりします。
そういう意味ではただのコンサルタントではなく、上場のテイストが分かるコンサルタントたちを育てる必要があります。なかなか難しいですね、そういう意味では。
坂本
様々なバックグラウンドを持った方が所属されていると思いますが、どのようなパーソナリティや思考性を持った方に来ていただきたい、という思いはありますか。
杉山様
どのように上場準備をしたらよいかわからない、という会社がクライアントですので、教えるのが上手い方です。つまり「質問は何かございますか?」ではなくて、「こういうところが分からない方が多いのですが、如何ですか?」と聞ける人ですね。こちらからみなさんが分からないところを先回りしてご説明できる。そこが上場アドバイザリーにとって重要になると思います。
神山様
私は実際に上場準備業務を直接担当しているわけではないのですが、同じ部署にいて求められるのは、洞察力の鋭い人だと思います。何を悩んでいるのか言っていただけない、または気付いていないお客様をご自身の洞察力で察知して、このお客様にはこういうフレーズで、このタイミングで言えば絶対理解されるし、そのあとも話を聞いていただけるだろう、ということが考えられる人。そういう方はスタッフやシニアから入って、マネジャーになり、どんどん活躍していく人材だと思いますね。
坂本
実際に候補者の方を選ぶ際は、そのような点を重視しているのでしょうか。
神山様
やはりそうですね。面談の時はパーソナリティを見ています。今までどういう仕事をされてきたのか。その仕事でどういう喜びを、もしくはどういうチャレンジをされてきたのかは当然面接でお聞きしますが、そこで聞いているのは、先ほど申し上げた洞察力、先回りできる能力があるかどうかです。
坂本
なるほど。洞察力と聞くと、面接もなかなか厳しそうに思えてしまうのですが。
杉山様
そんなことはないですよ。「洞察力」という言葉の響きや字面がそう感じさせるだけで。
神山様
柔らかくいうと、「相手が持っているニーズをうまく引き出せる力」ですかね。
杉山様
また、専門性を組み合わせて最適なソリューションを生み出せる方も求めています。これを説明する際に使っているのが「ブロック」という概念です。パーツパーツがレゴブロックのイメージなのですが、つまり経営管理強化コンサルタントや、会計が分かる会計士、システムが分かるコンサルタントといったひとつひとつのパーツを組み合わせて、一つの作品にするんです。組み合わせることが大切なのです。
パーツという言い方がもしかしたら部品と捉えられてしまうと困るのですが、お互いのブロックに親和性がある一つの作品を形成できることが求められます。
神山様
そうですね。弊法人には会計に強い人たち、会社を理解するところに長けた人間、システムに強い人間がいます。あとは、上場について詳しい杉山のような人間がいます。それに加えて、お客様と対話しながら会社の戦略をつくりこんでいける人がいます。
その5つのスキルをそれぞれ別々の人が持っていますので、それを足し算したり掛け算したりしながら、この会社にこういうアイディアを持って行ったらきっと買ってくれるはずだというのを、日々我々は考えているのです。
ですから、先ほど言った5つのジャンル以外でも良いのですが、会計士と戦略に強い方が一緒になって何かしらの提案をして、それを商品にする。そういうことはどんどんやっていきたいと思っていますね。
「働く時間と個人の時間はお互い確保できるようにしましょう」という方針
高橋
働き方についても聞かせてください。やはりコンサルやアドバイザリーになると、皆様お忙しくされていると思うのですが、オンとオフの切り替え、例えば仕事とプライベートの過ごし方を教えていただけますか。
神山様
弊法人では、ワークライフバランスの向上、業務生産性の向上を図るために、法人内ネットワークへの接続制限を実施しております。一日のうち一定の間、朝の7時から夜の9時までしか貸与PCが使えません。
杉山様
働き方改革の取組みも進んでおり、働く時間とパーソナルな時間は制度として完全に分けています。それを具体的に実現する方法が、先ほどの様な貸与PCの遮断や退出時間の記録です。残業をする場合も事前申請が必要で、それは良し悪しもありますが、我々の中では当然のように「働く時間と個人の時間はお互い確保できるようにしましょう」という方針になっています。
神山様
余談ですが、毎年実施している従業員意識調査には「職場としての法人に満足していますか?」という質問があります。他にも要因はあると考えられますが、この貸与PCのシャットダウン施策をやった次の年の満足度は、とても上がっていました。
杉山様
このアンケートは全世界で実施しています。正直、「もっとお金を稼ぎたいから24時間働きたい」という方には、弊法人には向かないと思います。長く仕事を続けたいと思うと、やはり働く時間と自分の家族もあるだろうし、勉強したいと思っている時間もあるでしょうから、働く時間とそうじゃない時間は制度的に分けているのです。
神山様
オンとオフの話なのですが、私の場合、夜は早い日で8時ぐらい、遅い日は9時近くまでは働いています。平日は残業が多い分、その代わり休日は全く仕事をしません。メールも見ないです。メールを見ると、仕事をしたくなくてもしないといけなくなってしまうので。趣味のランニングをすることが多いですね。また、子供がまだ小さいので、彼らを連れて色々なところに行きます。週末に息抜きをちゃんとして、また月曜からリフレッシュして出社して仕事する。そういう1週間のサイクルですかね。
高橋
なるほど。オンオフがしっかりしていらっしゃるのですね。杉山様は如何ですか。
杉山様
AASだと、本当に朝9時15分から始まって、8時ぐらいから9時ぐらいまでです。土日は貸与PCが使えないので、仕事ができないのですよね。
私個人は証券会社と仕事をしたりすると、証券会社の方は朝7時出社されたりするので、それに合わせて7時半頃には出社しています。その分夜は意外と早く帰りますし、プライベートの予定も多いですね。
土日は、昔少年野球の監督をしていたこともあるのですが、それくらい時間があります。ですから意外と弊法人は趣味も多彩な人間が多いです。その分、仕事はなるべく効率的にやりましょうという努力はしています。
会計バックグラウンドから経営者を目指す方には最高の環境がある
坂本
最後に候補者にメッセージをいただけますでしょうか。
神山様
会計をバックグラウンドとして、より経営に近いキャリアを目指すのであれば、弊法人は非常に重要な経験が出来ると思います。先ほど言いましたけどM&Aもシステム周りも経験できます。自分が持っていなくても隣に座る人にシステム導入の経験があり、それに関する情報を聞くことが出来、最新情報をキャッチできますので。
杉山様
あまり説明できなかったのですが、我々には「グローバル」というキーワードもあります。大型上場となると、日本の投資家よりもアメリカの機関投資家に株を買ってもらいます。そのため、グローバルで仕事する経験等を求めている方にも、ぜひ弊社に来ていただきたいと思います。
坂本
なるほど。海外に出張する機会も多いのでしょうか。
杉山様
多いです。海外でも活躍の場はありますし、日本にいてもKPMGというネットワークを使って、それを利用して全世界の仕事をすることもできる。これはなかなかないことで、我々の特徴かなと思います。