サステナブルな未来の実現をするため、プライム上場企業を中心に各業界のトップ企業の「サステナビリティ経営」加速をリードするbooost technologies株式会社。
独自プラットホームであるサステナビリティERP「booost Sustainability Cloud」の提供を通じて、サステナビリティ情報の開示や2050年ネットゼロ(温室効果ガス排出の実質的ゼロ)」を起点に企業のサスティナビリティ・トランスフォーメーション(SX)を支援しています。
今回は、コンサルティングファーム出身でマーケットプレイス事業部を率いる藤原様に、同社のビジネスの特長や強み、また求める人物像などについてお聞きしました。
※内容は2024年12月時点のものです
- 目次
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- グローバル企業のサステナビリティ情報管理をベストプラクティス化するプラットホームで、サステナビリティ・トランスフォーメーション(SX)を支援し、企業価値向上に貢献
- ESGスコア「トップクラス」の企業事例・データの多さを武器に、業界をリード
- サステナビリティ市場は拡大傾向、ここで得た「スキルの価値は確実に上がり続ける」
- 必要なのは「情熱」。答えのない課題に挑むからこそ飛躍できる
- エネルギーへの問題意識は幼少期の原体験から。大学で再エネ政策を研究後、新卒はメガバンクへ
- 外資系コンサルでは、「一歩踏み込んだ思考と顧客への働きかけを心がけ」、順調にシニアマネジャーまで昇進
- 「業界全体を変革する限界」を感じ、経営層の先見性に引かれbooost technologiesへ
- 「BtoB」「制限の多い業界」「時価総額1兆円以上の顧客企業」ゆえに、コンサルで鍛えたスキル・経験が生きている
- コンサルとの違いは「実務運用レベル」まで求められる理解力
- booost technologies株式会社 求人情報
グローバル企業のサステナビリティ情報管理をベストプラクティス化するプラットホームで、サステナビリティ・トランスフォーメーション(SX)を支援し、企業価値向上に貢献
佐藤
booost technologiesの魅力に迫っていきたいと思います。まずは、貴社が掲げているミッションについて教えていただけますか。
藤原様
booost technologiesは、「より持続可能でNET-ZEROな未来を実現する」ミッションを掲げ、「NET-ZEROリーダーのためのサステナビリティERPを提供し、クライアントの企業価値を向上させること」をバリューとしています。
佐藤
どのようなサービスでしょうか。
藤原様
「booost Sustainability Cloud」という統合型SXプラットホームで、グローバル企業のサステナビリティ情報管理のベストプラクティスを提供しております。
ESGスコア「トップクラス」の企業事例・データの多さを武器に、業界をリード
佐藤
booost technologiesの強みや他社との違いについてお聞かせください。
藤原様
booost technologiesの強みは、ESGスコアがトップクラスでグローバルに事業を展開しているサステナ先進企業をベースにした「ベストプラクティスが実装されていること」です。これにより、プロダクトの機能や導入方法、運用などを最適化しているため、一から設計する必要がなくスピード感を持った導入・運用が可能です。
結果として、当社のプロダクトは80カ国約18.6万拠点で活用されています。
また、GHG削減など、データ可視化後の改善活動に向けたデータ収集の緻密さも特徴です。電力使用量や排出係数情報はもちろんのこと、創エネポテンシャルなども収集しているため、顧客の経営層・実務層双方の意思決定に足る精緻な削減計画を策定できます。
佐藤
大企業向けのサービス提供は難しいと思いますが、なぜbooost technologiesはそれを実現できたのでしょうか。
藤原様
主に2つの理由があります。サステナビリティ関連の規制は複雑で頻繁に変更されますが、経営陣はもちろん、プロダクト開発メンバーからセールス、カスタマーサクセスメンバーまで全員が最新の知見を有しており、全社でプロジェクトをリードできる体制を構築できていることです。
また、エクセルのバケツリレーで管理されているサステナビリティ情報を、グローバルに展開する数百の子会社から正確かつ効率的に収集できるプロダクトを持っていることも強みですね。
佐藤
同じ領域のコンサルティングファームとコンペなどでバッティングすることはありますか。
藤原様
もちろんバッティングすることもありますが、コンサルティングファームは主に初期の戦略立案でサービスを提供しているため、直接競合することは少ないです。
お客さまがコンサルティングファームを選ぶ理由は、導入前の構想など、より上流アドバイスを求める場合が多いです。一方で、私どもは、上流のアドバイスはもちろんのこと、実行面も伴走支援するため、一気通貫サービスとしてお客さまに選ばれやすいと考えています。コンサルティングファームで対応しきれない実務レベルの課題に当たり、当社に依頼が来ることもありますね。
佐藤
案件事例について教えていただけますか。
藤原様
伊藤忠商事、イオン、アスクル等日本を代表するプライム上場企業に導入いただいております。サステナビリティ経営を加速させるこれらのトップ企業を伴走支援することで、膨大なグループ企業・拠点・製品等に係るサステナビリティ情報の収集・開示に適したプロダクトを作り、その他約2,000社のお客さまに活用いただいています。
サステナビリティ市場は拡大傾向、ここで得た「スキルの価値は確実に上がり続ける」
佐藤
今後のサステナビリティ市場の成長性はどのようにお考えですか。
藤原様
成長の余地は非常に大きいと考えています。背景としてSSBJ(サステナビリティ基準委員会)による開示規制の導入があります。2027年3月の時価総額3兆円以上の企業を対象とした開示義務化を皮切りに、時価総額1兆円以上、5,000億円以上、と段階的に規制対象が広がります。サステナビリティ情報収集の仕組みは直ちに構築できるものではなく、その準備には数年の期間が必要なため、今後一気に市場が伸びていくと見ています。
また、スコープ3までの開示が求められるため、プライム上場企業以外のサプライチェーン企業も巻き込まれ市場が拡大していくでしょう。
佐藤
そうした成長市場の中で、御社はどのような存在を目指していますか。
藤原様
私どもは「伴走パートナー」として業界をリードしていきたいと考えています。単にESG情報を可視化するだけでなく、その後、データをいかに活用し改善していくかまで見据えた構想を持ち、お客さまと共に歩んでいく。そういった姿勢で業界をリードしていきたいです。
佐藤
その目標に向けて、現在足りていないものや課題はありますか。
藤原様
端的に言えば、人材の確保が課題です。これは私どもだけでなく業界全体の課題だと考えています。サステナビリティのテーマは広く深いため、GHGはもちろん、人的資本、生物多様性などさまざまな領域のプロ人材でチームを組むことが、重要だと考えています。
佐藤
サステナビリティ分野でキャリアを積むことの魅力はどちらにありますか。
藤原様
先ほどもお話した通り、サステナビリティへの取り組みは多くの企業にとって、避けては通れない課題となっているため、今後さらに重要性は高まると予想されます。従って、ここで培ったスキルや経験は、将来的にさまざまな場で生かせる可能性が高いです。
たとえば、当社での経験をもとに、企業のサステナビリティ関連部門での活躍の機会があることは想像に難くないですね。また、実務経験を踏んだ上で、コンサルティングファーム等のアドバイザーの立場で活躍する道も考えられますね。
加えて、サステナビリティの分野はまだまだ発展途上にあるため、自ら新しい方向性を構想し、道筋をつけていく能力が身につくと感じています。そうした構想・実行力は何をやるにしても重宝されるスキルのため、仮にサステナビリティ分野から離れたとしても無駄になることはないでしょう。
必要なのは「情熱」。答えのない課題に挑むからこそ飛躍できる
佐藤
booost technologiesが求める人物像について教えてください。
藤原様
「この領域のプロです」と言える人材を求めています。たとえば、事業戦略とエネルギー領域に精通している方であれば、これをもとに、削減戦略を作り実行するプロとして活躍いただくイメージですね。また、サステナビリティの領域は答えが定まっていないことが多いため、自身の専門性にプロ意識を持ちながらも、新しいことを学び続ける知的謙虚さのある方に来ていただきたいですね。
佐藤
booost technologiesの働き方やワークライフバランスはいかがですか。
藤原様
サステナビリティを追求する企業として、働き方もサステナブルであるべきだと考えています。お客さまにバリューを出せているかを重視しているため、働く時間ではなく、密度の高い仕事に重きを置いています。
制度面では、フレックス制を採用しており柔軟な働き方が可能です。また、出産や育児に関する制度も整っており、家族との時間を大切にしながら働くことが可能です。
佐藤
リモートワークなどの働き方もできるのでしょうか。
藤原様
ハイブリッド型を採用しています。週1回の全社集会など、出社を必須としている日もありますが、柔軟な働き方が可能と実感しています。
佐藤
最後にbooost technologiesへ興味をお持ちの方にメッセージをお願いします。
藤原様
サステナビリティ領域に情熱と専門性を持った方に、ぜひ参画いただきたいと考えています。規制動向が不確かな中で、将来の世界観を描きながらお客さまをリードすることは、難しくも楽しくもあるため、大きなやりがいを感じながら働いていただけることと思います。
エネルギーへの問題意識は幼少期の原体験から。大学で再エネ政策を研究後、新卒はメガバンクへ
佐藤
藤原様のご経歴や、転職理由などについてもぜひお聞きできますと幸いです。そもそもエネルギー分野に興味を持たれたのはいつ頃ですか。
藤原様
エネルギー分野への興味は小学生の頃に芽生えました。学校の先生から地球温暖化の話を聞いて、「何とかしないとまずいのだな」と、子供ながらに危機感を覚えたのがきっかけです。
この問題意識をもとに大学で研究を始めると、現代社会が非常に多くのエネルギーを浪費し環境に負荷をかけていることを改めて認識しました。これに対する解決策の一つとして、洋上風力を中心とした再生可能エネルギーの拡大と電力システムの在り方を研究するようになりました。
佐藤
そこから、どのようにキャリアを選択されたのでしょうか。
藤原様
2014年に新卒で都市銀行に入行しました。当時、同銀行が欧州での洋上風力発電のファイナンスに力を入れていたのが決め手です。そこで2年半ほど、中小企業から大企業まで幅広く法人営業を担当しました。金融の仕事にやりがいを感じていたのですが、次第に、私が目指すエネルギー需給構造の変革の実現には、銀行では時間がかかり過ぎるのではないかと感じるようになりました。
佐藤
その後、外資系コンサルティングファームに移られていますね。それはどんな理由でしたか。
藤原様
まず、コンサルティングファームが業界全体を変革していくという視点に強く引かれました。アドバイザリーの立場から、さまざまな企業にアプローチし、業界全体の変革を促せると、大きな魅力を感じたのです。その中でも前職のファームは、電力自由化のアドバイザリーを盛んに行っており、ここならばエネルギー分野により深く関われると考えました。
転職先を探す中で、類似するファームやエネルギー専門のブティックファームなど、いくつかのコンサルティングファームを検討しましたが、選考が一番早く進んだこともあり、「ここだ」という直感を強く感じたのです。迷うことなく入社を決断しました。
外資系コンサルでは、「一歩踏み込んだ思考と顧客への働きかけを心がけ」、順調にシニアマネジャーまで昇進
佐藤
コンサルティングファームでの具体的な仕事内容について教えていただけますか。
藤原様
戦略部門に所属し、エネルギー業界のお客さまの事業戦略策定や組織変革案件などに取り組んでいました。特徴的だったのは、戦略部門にありがちな、企画工程に注力したコンサルティングではなく、その後数年かけての実行も伴走していたことです。その経験が現在の仕事にも生きていると感じています。
佐藤
マネジャー、シニアマネジャーと昇進されていますが、マネジャー以前に特に印象に残っているプロジェクトはありますか。
藤原様
脱炭素を捉えた新規事業開発案件や、制度変更に伴う組織変革案件ですね。いずれも戦略策定から実行まで携わり、お客さまの経営層から現場部門の方とひざ詰めで議論しながら、数年に渡り支援しました。
特に印象に残っているのは、組織変革の難しさとそれを乗り越えた経験です。変革を進めようとすると、計画どおりにはいかず、さまざまな立場の思いが溢(あふ)れ、しばしば混乱状態になります。その中で何とかプロジェクトをまとめ上げられたことは大きな自信になりました。
組織をどう動かすか、どうすればハレーションを最小限に抑えて素早く変革を進められるか。実践を通じて学べたのは非常に貴重な経験だったと思います。
佐藤
シニアマネジャーまで順調に昇進されていますが、その秘訣(ひけつ)は何でしたか。
藤原様
私は決して頭が切れる方ではなく、上司や同僚を見ては、自身の浅はかさに落胆する日々でした。それでも評価されたのは、お客さまにとって何が本当に価値になるのかを考え抜き、アドバイザーの立場を超えて、お客さまの中に入っていったことだと考えています。
事業戦略・業務改革など、さまざまな支援をしましたが、いつ何時も自分自身がお客さまのプロジェクトリーダーだった場合どうするかという視点で思考し、日々の仕事に向き合ったように振り返ります。
佐藤
マネジャーに昇進した時点でのキャリア観はいかがでしたか。
藤原様
マネジャーに昇進した当初は、エネルギーという軸はありながらも、解像度の高いキャリアイメージは持っていませんでした。ただ、昇進してしばらくした頃、菅内閣総理大臣の「カーボンニュートラル」宣言がありました。振り返れば、それがきっかけとなり、キャリア像を具体的に描き出したように思います。
「業界全体を変革する限界」を感じ、経営層の先見性に引かれbooost technologiesへ
佐藤
その後、シニアマネジャーに昇進されてからキャリア観にどのような変化がありましたか。
藤原様
シニアマネジャーに昇進すると役割が大きく変わりました。複数のプロジェクトのデリバリーもさることながら、所属部門の将来像の整理、人材育成方針の検討など、より広範な立ち回りが求められるようになりました。
その中で、将来のキャリアについても深く考えるようになりました。コンサルタントとしてのやりがいは非常に大きく、また、お客さまへもようやく価値提供できるようになった時期でしたが、幼少期から志すエネルギー需給構造の変革のためには、別のアプローチもあるのではないかと感じたのです。
佐藤
そういった思いから、具体的に転職を考え始めたのですね。当社にご相談いただいたきっかけは何だったのでしょうか。
藤原様
アクシスコンサルティング様とはキャリアの初期からつながりあり、迅速なコミュニケーションに好印象を抱いておりました。また、友人からも評判を聞いていたため、この度相談しました。
佐藤
うれしいお言葉ありがとうございます。コンサルティングファームからスタートアップであるbooost technologiesへ転職を決められましたが、最終的な決め手は何でしたか。
藤原様
裁量権の大きさと経営層の先見性です。選考の段階から「一事業を任せます」というスタンスで接してくださったこと、また、私自身が専門としてきたエネルギー領域において、booost technologiesの経営陣はさらに進んだ視点を持っていたことが決め手となりました。
佐藤
一方で、転職に関して不安はなかったでしょうか。特にコンサルティングファームからスタートアップへの転職で年収面を気にされる方は多いと思います。
藤原様
確かに不安はありましたね。特に社内のカルチャーは、面接だけではわからない部分があります。年収面についても、中長期の目線で考え決断していきました。
これらの点は、アクシスコンサルティングの担当者に随時相談にのっていただきながら、不安を一つずつ解消していけました。
「BtoB」「制限の多い業界」「時価総額1兆円以上の顧客企業」ゆえに、コンサルで鍛えたスキル・経験が生きている
佐藤
booost technologiesでの現在の役割とこれまでの経験について教えていただけますか。
藤原様
マーケットプレイス事業部の責任者として事業開発を担当しています。具体的には、お客さまのGHG削減計画策定と削減ソリューション導入に注力しています。
入社後は、スピード感を持って事業仮説を立て社長や経営陣と議論しました。その後、数カ月のうちに削減ソリューション持つアライアンス企業と組みながら、当社のお客さまに対してβ版のサービスを提供し、事業の仮説検証を行いました。
現在は、仮説検証で得たフィードバックをもとにビジネスモデルを具体化し、サービス提供を加速している段階です。
佐藤
コンサルティングの経験は現在の業務にどのように活かされていますか。
藤原様
コンサルティング経験は大いに生きています。当社のお客さまは、プライム上場企業の中でも時価総額が1兆円以上の企業が中心のため、コンサルティング時代に培った、問い・仮説を立てる力や、大きな組織が動く力学に対する理解が役立っています。
また、booost technologiesのカルチャーもコンサルティングファームに似ている部分があり、特にプロ意識の高さは共通していると思いますね。一つの分野に深い知見やスキルを持ちつつ、日々自己否定しながら学んでいく知的謙虚さの高い人材が求められている点も同じですね。
コンサルとの違いは「実務運用レベル」まで求められる理解力
佐藤
前職のコンサルティングファームとスタートアップの違いについて実感されていることはありますか。
藤原様
最も顕著な違いはスピードです。仕事の進め方自体は似ていますが、スタートアップではより迅速に進める必要があります。たとえば、論点整理、仮説出し、仮説検証という流れは同じですがその速度はコンサル以上に高い水準が必要と感じます。
また、実務レベルでの情報の押さえ方も異なりますね。コンサルティングにおいては、エネルギーに係る制度の大きな方向性を理解しながら、長尺での事業戦略を考えることが多かったですが、現在は電力市場の入札手続きなど実際の運用レベルまで理解する必要があります。
佐藤
藤原様はコンサルティングファームでシニアマネジャーを経験されてから、現在のスタートアップに移られましたが、シニアマネジャーまで昇進してから転職した方が良いと感じられる理由はありますか。
藤原様
ありますね。私の場合、シニアマネジャーまで経験したことは大きかったと思います。事業開発のようなポジションに就く場合、コンサルティング会社のジュニアクラスの経験では推進が難しかったのではないかと感じます。具体的には、勝てる事業を経営レベル・実務レベルで構想する力、社内の関係部門・顧客を巻き込む力等が必要ですが、いずれもコンサルティング会社のマネジャー後半以上の経験なくしては身につきにくいと感じています。
佐藤
事業会社に転職を考えている方へのアドバイスはありますか。
藤原様
将来的に事業会社に移ることを考えるのであれば、「さまざまな部門・職階のお客さまとプロジェクトを進める経験を積むことが大事だと思います。事業会社では、経営層の粒度での議論に加え、現場レベルの具体的な話が求められます。この観点で、コンサルティング会社での、戦略・実行双方のプロジェクトにおける、多様なお客さまとの経験には非常に価値があると思います。
また、さまざまなコンサルティングテーマに短期集中で取り組むコンサルティング会社では、気づくと歳月が経過していることがありますが、ぜひ定期的に立ち止まり、有限の人生の中で社会にどう貢献するかを考える機会を持つことをおすすめしたいです。
私自身はコンサル時代にこうした機会を意図的に作ってきたおかげで、コンサル後のキャリア選択は比較的スムーズだったと思います。
佐藤
今後のキャリアビジョンについて教えていただけますか。
藤原様
当社が掲げる「2050年のネットゼロ」に向けて、事業作りに邁進していきたいと考えています。ネットゼロの世界に向けては、これまでの社会構造を大きく作り直す必要があり、25年という時間は極めて短いと感じています。一方で、このような大転換期に、30代以降のキャリアをかけられることは幸運以外の何物でもないと考えています。
最後に、ニコラス・タレブ氏の言葉を借りて、「反脆弱性のあるエネルギー需給構造への変革」をキャリアビジョンとしてお伝えし、締めくくりたいと思います。