パクテラグループは、グローバルで30,000人を超えるエキスパートの集団として、ビジネス/ITコンサルティング、ソリューション、アウトソーシングサービスを、数多くのクライアントに提供しています。その中でもパクテラ・コンサルティング・ジャパン株式会社では、日本においてビジネスイノベーションのさらなる進化、顧客の新たな成長、オペレーションの最適化およびユーザエクスペリエンスのトランスフォーメーションを通じて、クライアントにより高いビジネスバリューを提供しています。
今回は、同社の友田誠志様(マネージャー)、西牧太郎様(シニアコンサルタント)、枡井夏生様(コンサルタント)、下地大輝様(コンサルタント)に、若手社員から見た同社の魅力をアクシスコンサルティングの長谷部がお聞きしました。この記事は2019年1月時点のものです。
「スタートアップだからこその『成長スピード』に魅力を感じて入社を決意」
長谷部
まずは皆様のご経歴からお伺いしてもよろしいでしょうか。
友田様
私は前職の大手SIerで主に保険会社向けのシステム開発に携わっていました。ITのスキル、保険の業務知識を活かして次のキャリアアップをしたいと思い、弊社に入社しました。入社してからはテスティングの自動化、テストチームのチームの立ち上げ、現在は保険会社向けのシステム構築のサポートをしています。
友田誠志 様(マネージャー)
西牧様
私は半年間インターンをした後に、2016年に新卒第1期生として入社しました。弊社の創業が15年9月ですので、創業の1ヶ月後、社員がまだ3名の頃からパクテラコンサルティングに所属しています。今は主に保険業界のRPA導入支援など業務改善やデジタル推進プロジェクトに関わっています。
西牧太郎 様(シニアコンサルタント)
枡井様
私は新卒で大手通信会社に就職し、その後弊社に参画しております。前職では主に官公庁向けにネットワークの営業を行っておりました。弊社では通信会社の案件に従事した後、今では西牧と同様に生命保険会社のRPA導入支援に従事しております。
枡井夏生 様(コンサルタント)
下地様
私は2018年4月に新卒でパクテラコンサルティングに入社しました。そもそもコンサル業界を志望した理由としては、自分の成長をスピーディに実現するという目標が最も叶えられると考えたからです。私も西牧、枡井と同じくRPA導入支援プロジェクトに参加しています。
下地大輝 様(コンサルタント)
長谷部
西牧様は御社の新卒1期生ということですけれども、御社を選ばれた理由を教えていただけますでしょうか。
西牧様
もともとコンサルティング業界を目指していたわけではなく、人との出会いで決めようと思い様々な企業を見ていました。このような思いの中で、弊社のグループ会社であるパクテラ・テクノロジー・ジャパンで内定をいただきました。その時に、コンサルファームを日本にも新しく立ち上げるという話をお聞きし、メンバーの方にお会いしたところ、非常に魅力的な方だったこともあり、自らインターンをお願いし、入社したという経緯です。
長谷部
ありがとうございます。友田様と枡井様はいわゆる転職組ですが、友田様はどういった理由で御社を次のキャリアとして選ばれたのでしょうか。
友田様
今後のキャリアや、市場価値を考えた時に、専門性も大事ですが、コミュニケーション能力、ロジカルシンキングなど汎用的なスキルを高めたいと思いました。今挙げたスキルが高いレベルで求められ、効率的に得られると考えコンサル業界を選びました。また、弊社への転職理由としては、当時は立ち上げ2年目であり、スタートアップだからこその「成長スピード」に魅力を感じて入社を決めました。
若手から「クライアントとの折衝」など責任ある役割を任せられるデリバリーセンター
長谷部
友田様以外はデリバリーセンターに所属されているということですが、デリバリーセンターの雰囲気に関してはいかがでしょうか。
アクシスコンサルティング 長谷部
枡井様
年齢層としては、前職に比べて非常に若いと思います。活発に社員同士でナレッジを共有したり、コミュニケーションを取ることが多いです。
下地様
新卒の私でもデリバリーセンター長である渋谷と積極的に意見交換できる機会があり、非常に風通しが良いと思います。
長谷部
上長も若手の意見を吸い上げてくれるカルチャーもあり、横のつながりも非常に強いのですね。西牧様は3年目でシニアコンサルタントというお立場ですが、他ファームでも3年目でシニアコンサルタントは早いプロモーションをなさっていると思います。任される役割はどのようなことなのでしょうか。
西牧様
渋谷がディレクターという立場でプロジェクトのトップにいますが、抱えている案件も多く毎日現場に来ることができないため、渋谷の手が回らない際は私がリーダーとしてプロジェクトを推進し、代役となることもあります。
長谷部
マネージャーロールを経験されているのですね。
西牧様
そうですね。クライアントとの対話など、責任感のある仕事も任されています。
長谷部
入社3年目でクライアントとの折衝を任されるファームは少ないと思います。
デリバリーだけでなく組織運営にも積極的に関われる
長谷部
友田様は転職組ですが、御社の良い面に関してどのようにお考えでしょうか。
友田様
前職ではドキュメントを作っても承認スピードやフローが長く、実行までに時間がかかっていました。現職では裁量権があり、かつ、スピーディに物事が進むため、成長の速度が早いと感じています。
実際、シニアコンサルタントとして中途入社し、入社後、2年目でマネージャーに昇級できました。役職が人を育てるといった方針もあり、プロモーションのチャンスも他ファーム以上にあると思います。
さらに、キャリアが描きやすいのも特徴で、将来のビジョンを上長に相談すると、「この案件にアサインしてみましょう」と親身になってキャリアサポートしていただける文化も弊社の良いところだと思います。
長谷部
西牧様は御社の魅力についてどのようにお考えでしょうか。
西牧様
若い会社ですので、制度的にまだまだ整っていないところもいくつかあります。そういうところを若手のメンバーが積極的にプロジェクト外の仕事として、有志を募って改善活動することも多いですね。
例えば、プロジェクトデリバリー等のコンサルとしての仕事以外に、今は会社をPRするためにLinkedIn、Wantedlyに掲載するメディアの原稿を作成したり、そのための取材をしたり、企画を考えたりしています。会社そのものをつくり上げる過程に関われる点もベンチャーとしての魅力だと考えています。
そして「社長の声がすぐに聞こえる」のも弊社の特徴なのかと思っています。TUNAGという社内SNSに社長が1日2、3回投稿しており、そこに書いてあることが非常に勉強になります。
友田様
経営の論点が詰まっていて、本当に有益です。
西牧様
また、経営のことだけでなく、実際にプロジェクトをやる上で大切なポイントという話もありますし、自分のキャリアを考えた時にどういうところを伸ばすべきかなど、実体験に基づいた情報を発信しています。更に、会社の方向性を常に発信しているので、会社のビジョンがすぐに分かるのも魅力だと思います。
長谷部
他の大手ファームでは、自社の経営を自分事として捉えられる機会もほとんどないと思います。経営者視点を持てる環境は魅力的ですね。
友田様
そうですね。「起業家精神を持った人をもっと育てたい」と藤井が語っていましたね。
長谷部
枡井様はいかがでしょうか。
枡井様
1、2年目の若手コンサルタントに今やっている仕事の内容を聞くと、前職の5、6年目の人がやるような仕事を経験しているなという印象があります。
事業会社にいる時は社長や部長は雲の上のような存在でした。今ではそれぐらいの敷居の方々と同じ会議に出て、ディスカッションする機会が頻繁にあります。事業会社では経営企画部に配属され、年齢でいえば35歳ぐらいの一流のキャリアを築いた人しかその場にいられないような環境に2年目で参加できるのは、ベンチャーだからこその魅力かと思います。
「プロアクティブに自分からアクションできる方がフィットする」
長谷部
若い時から多種多様な経験ができるということですが、「こういった方であれば御社にフィットする」といったペルソナはありますか。
西牧様
活躍されているコンサルタントの共通項を踏まえると、プロアクティブに自分からアクションできる方がフィットすると思います。会社としてまだまだ組織が完成されていないこともあり、さらに人数も多くないことから、一人一人の面倒を細かく見る余裕がないこともあります。ですので、自分から上の人の仕事を奪っていくぐらいのプロアクティブさが欲しいですね。
長谷部
きちんと自分のワークをこなしつつ、自ら手を挙げる積極性が必要なのですね。
友田様
私は弊社であれば、やりたいことが何でも実現できると思っています。自分で仕事を見つけて、それをプロジェクトとして立ち上げることも可能ですし、「こんなソリューションを使えばこういうことができるのでは」と藤井に提案すればすぐにレスポンスがもらえます。自分で積極的に掴もうとすればなんでも掴める環境にあると思っています。
前職ですと、ある程度のゴールが見えて、どう上がってもここにしかいけないと気づくんです。しかし、弊社ではいい意味で全くゴールが見えないのです。例えば社内起業して、その会社のトップになりたいといった一般社員の枠を超えた夢を語れます。
自分でゴールを自由につくり、それをまた塗り替えられるところが弊社の良いところだと思います。
「ワークライフバランス」ではなく「ワークアズライフ」
長谷部
次に働き方に関してご質問させていただきます。ワークライフバランスに関してはいかがでしょうか。
西牧様
代表取締役の藤井が、当社の理念である「知行楽」とワークライフバランスは、相対する概念だと言っています。ワークとライフはバランスをとる必要はなく、ワークしていることも生活のうちで、逆に考えれば生活している中でもワークのことを考えることで仕事を楽しむことができると言っています。
友田様
それこそプロジェクトのメンバーとの付き合いも関係が良好なので、仕事をしながらでも楽しめる環境がありますね。
長谷部
なるほど、確かに「ワークアズライフ」つまり「仕事と生活をわざわざ切り離して考える必要はないのでは?」そういった思考を持つ人がパフォーマンスできているという考え方が徐々に浸透していると思います。そういった意味では成長意欲の高い若手の方にとっては非常に良い環境ですね。
将来的に起業を視野に入れた社員に対して、社長も積極的に後押しする環境がある
長谷部
ありがとうございます。最後に、今後御社でどのように成長してゆきたいのか、キャリアの観点でも、スキルの面でも良いですし、是非ともお伺いしたいのですが。
下地様
当面の目標としては、プロジェクトメンバーの中でも、自分が一番と言えるスペシャリティを身につけたいと思っております。
長谷部
枡井様はいかがでしょうか。
枡井様
今RPAの案件を提供していますが、最新のデジタルを使ったより高度な提案ができるようになりたいと思っております。また、今後はAIといったRPA以外のデジタルを使ったプロジェクトにも携わることでコンサルタントとして成長したいと考えております。
長谷部
西牧様は今後のキャリアについていかがでしょうか。
西牧様
スキルや経験と言うよりは、目指すコンサルタント像という軸でお答えいたします。
弊社の経営理念に「至誠」というものがあります。これを私は、「クライアントに対して真心を持って接する」という意味だと捉えています。真心というのは、クライアントにとって一番いい提案をするということです。
ですので、クライアントが「右」と言った時に「右です」と、クライアントが望むことをそのまま叶えようとするコンサルティングではなく、「左はなぜ駄目なのだろう」と言葉の裏側にある背景を読み取り、クライアントに気づきを与えるような提案をし続けようと心がけています。このような心がけを実践し続けることで、「至誠」を体現したコンサルタントを目指そうと思っています。
長谷部
西牧様自身の中で、そういった考えは元々持たれていたことなのでしょうか。
西牧様
過去の失敗に基づいて抱いた考えです。実は、自分が正しいと思っていたことを、クライアントに伝えられなかった経験が過去にありました。その後、1年ぐらい経って、私の懸念していたとおり、うまくいかない部分が出てきたのです。その時、「やっぱりあの時私が思っていたことは間違っていなかったのに、なぜ折れてしまったのだろう」と反省し、否定されることを恐れずにベストな提案を続けていこうと思い直しました。
長谷部
クライアントに気づきを与えられるコンサルタントであり続けるということですね。その他に、個人的なキャリアとして目指していることなどありますか。
西牧様
来年29歳になりますが、20代の間に事業部を一つ率いることを目指しています。そうすることで、弊社の若手キャリアのモデルケースになりたいと思っています。そのために、今は現場の仕事だけでなく、先ほど申し上げたような社内のタスクも積極的にこなし、スキル・経験の幅を広げています。
長谷部
事業部を率いた後に、例えば起業をされたりといったこともお考えですか。
西牧様
前々から起業したいという思いはあります。そのためにも事業部を率いることで、責任のある立場で経営的な感覚を身につけたいと考えています。社長の藤井はパクテラコンサルティングが出資できるような会社がどんどんスピンアウトして、アメーバのように事業提携する会社が増えて欲しいといった考えも持っています。その点でも、私が最初のモデルケースになりたいと思っています。
長谷部
ゆくゆくはそういったところにチャレンジする可能性もあるということですね。
西牧様
そうですね。一番は社内での起業を制度化できれば良いですよね。
長谷部
友田様はいかがでしょうか。
友田様
我々のロールとしては、まずは目の前のクライアントと関係構築をしてニーズを捉えることです。会社の強みとして、自分達でソリューションを構築するスキームが出来ているので、ニーズにあったソリューションの活用モデルをつくり、提案していくことがネクストステップとして求められます。さらには、成功したソリューションやサービスについては、横展開で広げていくことも重要だと考えます。西牧も言いましたが、私もそのソリューションを武器にした事業部や、会社を作りたいと思っています。
西牧様
それこそサービスをつくり上げ、友田事業部を作るといったこともできますよね。
友田様
そうですね。
西牧様
行き着くところは一緒なのかもしれないですね。
長谷部
他にも若手の方で将来的には起業したいという方はいらっしゃるのでしょうか。
西牧様
いると思います。また、実際に社長も社員が起業家として活躍することを望んでいるところもあります。キャリアの選択肢が豊富で、道が開きやすいのもパクテラならではの魅力ですので、それを最大限に生かして今後も成長してゆきたいと思います。