代表的な人事系コンサルティングファーム
人事システムの導入や、制度設計などについては大手総合系コンサルティングファームもカバーしています。
人事系コンサルティングとは
経営戦略や業務システムも重要ですが、実行する人と組織が能力を発揮できないと企業として成長していくことができません。人事系コンサルティングファームは、人と組織の課題解決を専門にコンサルティングをおこなっています。
人事系コンサルティングと、総合や戦略など他ファームとの一番の違いは、新商品の販売戦略といったように、市場など外部に対してはたらきかけていくのではなく、企業で働く人々を対象にしていることです。
人事系コンサルティングの対象領域
人事系コンサルティングファームのコンサルティング領域は大きく三つに分けられます。
一つ目が、組織・人事領域です。人事における各種制度や福利厚生の設計をおこないます。
二つ目が、教育・研修領域です。新人に対する教育や経営層に対する研修などをおこなっていきます。
三つ目が、人事システム領域です。企業の海外進出や、M&Aにともなう組織の再整備にともなって、人事システムを刷新していきます。
組織・人事領域
組織・人事領域は、さらに二つに分けられます。
一つ目は給与制度改革、人事評価制度改革など、賃金や評価に関する分野です。たとえば年俸制を新たに導入するために人事制度の再構築、成果主義に基づいた給与体系の見直しなどがテーマとなります。
二つ目が、年金の導入や退職金など、福利厚生に関する部分です。確定拠出型年金の導入、新しい年金制度、退職金制度の導入などがテーマになります。
教育・研修領域
教育などにより、能力向上、意識改革などを行い、組織を変えるアプローチです。マネジメント力やモチベーションの向上、組織活性など具体的なものが多いのが特徴です。
特に最近注目されているのが、チェンジマネジメント分野でのコンサルティングです。コンサルティングを依頼したものの、社員が戦略を実行できない、実行するモチベーションがない、というクライアントの声から生まれたテーマです。制度や組織からではなく、社員の意識から会社を変えていくというアプローチになります。
人事システム領域
ヒューマン・リソース・マネジメントという概念は以前からありましたが、企業の統合や多国籍化が進むにつれ、システム化の必要性がより高まってきました。
またERP領域を手掛けることによって大きく発展してきた大手総合系コンサルティングファームが次の展開のひとつとして、HC(HR Transformation)をテーマに掲げています。
外資系が多いのが特徴
組織人事系に特化しているファームは外資系が多いのが特徴です。外資系だと人事制度や福利厚生、年金などの領域、国内系だと採用や研修のなどの領域を中心にコンサルティングをおこなっています。
キャリアパス
組織・人事領域は事業会社の人事部というキャリアパスがあります。また教育
研修領域については、独立・起業するコンサルタントが多いという特徴があります。
アクシスの求人のうち、
約77%は非公開です。
各ファーム・事業会社から新組織立ち上げの事前情報をいただいたり、
CxOやパートナーに定期的にご来社いただき、情報交換会を開催しています。
非公開求人や独自情報の紹介をご希望の方や、次のキャリアをご検討の方は、ぜひアクシスコンサルティングにご相談ください。